Without a Trace - Season 3, Episode 18 ====== #65 Transitions ====== * 邦題：「主よ 導きたまえ」 * 脚本：David H. Goodman * 監督：Timothy Busfield * 初回放映：2005-03-31 ---- ===== 事件概要 ===== ==== 失踪者：ステファニー（スティーヴン）・ヒーリー ==== 銀行員のステファニー・ヒーリーが失踪。彼女は教会の聖歌隊で歌う予定だったが現れず、練習の時にも歌いながら泣き出したりと様子がおかしかったという。ステファニーは何度も転職を繰り返し、そのたびに別人のように外見を変えていた。 ステファニーの恋人エディは失踪前に彼女と口論したことは認めたが、週末はアリバイがあり、失踪とは無関係。口論の原因は、ステファニーが性転換手術を受けて女性になったことだった。彼女は以前はスティーヴン・ヒーリーという男性で、結婚して子どももいる身であったが、どうしても自分のジェンダー・アイデンティティを無視できなくなったため、離婚して手術を受け、女性になった。そして過去が暴かれそうになるたびに職を変えていたのだ。 失踪前、ステファニーは預金から2500ドルを引き出して、ある男性にそれを手渡していた。その男性は、ステファニーが就職する際に身元保証人になったラリー・シュナイダーで、彼もまた性別適合手術を受けて女性から男性になったという過去があった。ラリーはステファニーに頼まれて、彼女の故郷にあるバーにその金を届けていた。 ステファニーの家族は手術に大反対だったため、彼女は手術後一度も故郷に帰らず、家族にも会っていなかった。ただ、そのバーの経営者の女性だけは彼女と連絡を取り合っており、ステファニーの父親が死亡したことを伝えていた。父親は生前「自分が死んだら、通夜ではなく皆でパーティをしてほしい」と言っていたが、ステファニーの弟のロバートは金を出せなかった。そこでステファニーがこっそり金を渡し、父が好きだった「主よ 導きたまえ」を葬儀で歌ってほしいと頼んでいた。 その後、ステファニーはバーに現れるが、結局ロバートと口論になり出て行った。その後の目撃情報によると、ステファニーは別のバーで子どもの話をして、その後どこかに電話をしていたという。子どもに会いに行ったと判断し、通話記録から元妻ベヴァリーの現在の住所を割り出す。 ベヴァリーは最初、「ステファニーには会っていない」と嘘を言うが、追求され「ステファニーは子どもに会いに来たが、現夫が帰宅して彼女を引きずり出し、数時間戻って来なかった」と認めた。現在の夫イーストマンには家庭内暴力の疑いもある。現夫は口を閉ざしたままだったが、足取りをたどって捜索すると、崖下に転落した車が発見され、中には重傷を負ったステファニーがいた。 ステファニーを病院へ運び、マローンとダニーがふと見ると、そこには車のかげに倒れているヴィヴィアンの姿が――！ ---- ===== 感想 ===== ヴィヴがっ！！！ 事件の方は、特にヒネリもなく、目撃情報を追いかけて探したら見つかりました、というようなパターンだった。スティーヴン＝ステファニー、というのも前半の方で明らかになってそれほど意外性なし。別に性転換でなくてもいいような話だったし、イーストマンも、そりゃステファニーが来て面白くはないだろうけど、殺すほど（未遂だったけど）憤った理由もよくわからず（それとも事故だったのかな？）。何だか平坦に終わっちゃったなぁと思っていたら、最後に印象付ける場面はヴィヴのために取っておいたのか！ マーティン、ヴィヴが苦しそうにしていたこと、やはり気にしていたんだ……。ヴィヴも、こんな状態なら事情を話して休みを取るか、せめてデスクワークに移るべき。倒れるタイミングによってはステファニーの救出にも影響したかもしれないじゃんよ……ステファニーが無事見つかったので、安心して気が抜けたせいで倒れたのかもしれないけど。 ふと気づけば、今シーズンももう18話目か……今回ジャックも何か薬を処方してもらっていたけれど、そのことやらサム＆マーティンの恋バナとともに、ヴィヴの病状についてのストーリーもフィナーレに向けてどんどん進んでいくのかな。 で……ダニーは？ --- //Yoko (yoko221b) 2008-01-28// [<>]