Table of Contents

BONES - Season 1

#10 The Woman at the Airport

These bones you bring me, I give them a face. I say their names out loud. I return them to their loved ones and you arrest the bad guy. I like that.


事件概要

レイチェルことアリソン・ホームズ

ロサンゼルスの空港で女性のバラバラ死体が発見される。空港は連邦の管轄であること、腐敗と損傷が激しいことから、ブースとブレナンが捜査を依頼される。鉄器時代の人骨鑑定を任されているブレナンは忙しいからと難色を示すが、「場所はハリウッドですから研究所の良い宣伝になりますよ」と説得されて考えを変え、2人はカリフォルニアへ向かう。

現場と写真を見たブレナンは、猟奇殺人ではなく肉食動物(おそらくコヨーテ)に食いちぎられてバラバラになったものと判断。被害者は顔の輪郭を変えるほどの整形手術を何度も行っており、頭蓋骨を受け取ったアンジェラも顔の復元に苦労する。

被害者の身体からは、豊胸用のシリコンパッドも発見される。製造番号から判明したコストフ医師は、シリコンを盗まれたと主張していたが、実は親しい売春婦相手に無料で手術サービスをしていたことがわかる。だが、顎の手術は特殊な方法で行われており、コストフよりも腕の良い医師が担当した可能性が高かった。

被害者の氏名は、レイチェル・ラシャンスと判明。するが、もちろん本名ではない。歯の様子からニューイングランド出身で、南カリフォルニアに6~10年居住していることもわかる。ブースは被害者と親しかった売春婦のレスリーから事情を聞き、レイチェルが女優志望だったことを知る。

骨に残る刺し傷から凶器を特定しようとしていたザックは、顎の骨の特殊な手術に使用した同じ器具で殺されたことに気づく。美容外科協会に照会した結果、その器具を使用する医師はLA在住のヘンリー・アトラスと判明。アトラスのオフィスから押収した器具がレイチェルの傷跡と一致し、遺体から検出された繊維片も医師のボートにあったものと一致。アトラスは新しい手術方法を実験する被験者としてレイチェルを使っていた。

だが犯人はアトラスではなく、アトラスがレイチェルより前に使っていた別の被験者だった。彼女が医師に結婚を迫るようになったため、医師は素朴で大人しいレイチェルに乗り換え、それに嫉妬したための犯行だった。その被験者とは、ブースが事情を聞いた売春婦のレスリーだった。

レイチェルの右脚にあった古い骨折の跡と出身地の情報から、レイチェルの本名はアリソン・ホームズと判明する。


感想

しみじみと良い話だったクリスマスの次の回は、うって変わって明るい日差しのカリフォルニア。

美容整形を扱った話はCSIトリオにもあったので、整形外科医(マイアミのエリオット捜査官じゃないか!)がブレナンの骨格を褒めた時も「これはお約束か~」と思った。キャサリンもカリーも言われていたものね。NYでは、聞き込みに行ったのが男(ドン)だったせいか記憶にないが。あの外科医はブレナン先生の頬と顎の骨を削りたくならなかったのだろうか。

鉄器時代の人骨が、とか渋っている割にTVのインタビュー番組に出たりしてしっかりお仕事しているブレナン。彼女には、こういうインタビューを手配するエージェントがついているのだろうか。それとも出版社の編集者がやっているのかな?

インタビュー場面では、本物のペニー・マーシャルが本人の役で登場。「時空間のパラドックスを描いた作品」というのは、マーシャルが実際に監督した「ビッグ」(トム・ハンクス主演)のことらしい。

そんなこんなで、カリフォルニアを堪能するブース&ブレナンを堪能できたが、肝心の被害者にそれほど迫れなかったのが残念。自分の容姿を嫌い整形手術を繰り返し、恋人や親しかった仕事仲間に告げた名前もすべて偽名だったアリソン(レイチェル)。行方不明者のDNAはデータベースに登録されているはずだから(ってCSIで言ってた)、身内から捜索願も出ていなかったんだろうなぁ……。

鉄器時代の人骨鑑定をめぐる所長とホッジンスの対立は……前回のクリスマスエピの後で見ると、何だか変な感じ。もしかして季節を合わせるために放送順序を変えた?

Yoko (yoko221b) 2008-09-18