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BONES - Season 3, Episode 5

#48 Mummy in the Maze


事件概要

ステラ・ヒギンズ、ジュディス・エヴァンズ

ハロウィーンの出し物で迷路を歩いていた子どもが本物のミイラを発見する。被害者は身元不明の若い女性で、身に着けていた衣服は教会のチャリティで売られたもの。ニュースを見て「遺体は娘のメーガンに違いない」とショー夫妻が名乗り出るが、メーガンが失踪したのはほんの1週間前。遺体がミイラになるには1年はかかるため、別人なのは明らかだった。

その後、別のミイラがショアライン遊園地のお化け屋敷「死体の館」で発見される。その遊園地は、メーガン・ショーが失踪した場所でもあった。この遺体も最初の遺体と同じ方法でミイラにされた可能性が高い。

最初に発見されたミイラは15歳のステラ・ヒギンズ。1年前のハロウィーンの日に同じショアライン遊園地で行方不明になっていた。2人目は16歳のジュディス・スザンヌ・エヴァンズ。ジュディスは2年前、やはりショアライン遊園地で失踪。つまり同じ場所で1年おきに1人ずつ、3人の少女が消息を絶っていることになる。

ブースは遊園地と迷路で同じ男が死神として出演していることに気づいて取り調べる。だが彼は同僚の女性と組んで少女たちに暴力を振るっていただけでミイラには関与していないと判明。スイーツ博士のプロファイリングでも、犯人は単独犯と判断されていた。

遺体に残る痕跡からは、被害者がクモに咬まれ、あるいは生き埋めにされてパニックになり、恐怖のうちに死亡したことが判明する。2人はそれぞれ、本人の最も怖い物を使って責め殺されたのだった。そのパターンを適用して、メーガンが怖がっていたもの――ヘビを大量に購入した記録をたどると、最新の記録は1時間前とわかる。つまりメーガンはまだ生存している可能性が高い。

ホッジンスはミイラに付着していた花粉や粉塵から、場所の候補を割り出す。さらに、スイーツ博士のプロファイリングやミイラ製作に適した条件を加えて絞り込み、地下鉄に近い花屋の地下を特定する。

ブースとブレナンはハロウィーンパーティの扮装のままで現場へ向かい、ヘビの大群に襲われてたメーガンを救出。犯人はお化け屋敷によく出動していた救急隊員だった。死神男たちの暴力で怪我をした少女たちの手当をしながら獲物を物色し、救急車を使って誰にも怪しまれずに拉致していたのだった。


感想

レンタルの都合で順番が前後してしまい、3話・4話より先にこちらを視聴。3話はスカパーの無料開放日に見たし1話完結だから大丈夫かな、と思っていたらさっそく「スイーツ博士って誰?」状態に。本人は登場しなかったがプロファイラーなのだろうか。

ハロウィーンエピ、ということで研究所の面々も仮装したまま捜査に当たる。ミイラはグロいし事件も猟奇的なのに、おかげで緊張感のないこと。ザックなんか牛の後肢よ。頭の方を担当する「古生物学のナオミ」って、シーズン1初期でザックが付き合っていた彼女かな。ブースの後を歩いているこの人(→)がそうだと思うんだけど。中身の方は「木につるされた少年」の冒頭でちらと映っていたように記憶している。

そしてこれも順番を飛ばしたせいなのかどうかわからないが、ブレナンってこんなキャラだっけ? な印象も。ワンダーウーマンの扮装をして、キャットウーマン(カミールの扮装)とどちらが強いかこだわったり、ヘビを怖がったり。シーズン1の「消えた記憶」ではヘビ平気だったじゃん。

シーズンが進むにつれてキャラと役割分担の整理が進んできたということなのかな。気難しく人づき合いが苦手で普通の会話でも学問的正確さにこだわるようなスクインツ的な役割は主にザックに集中させることにして、ブレナンは「長年離れていた父親との関係に悩む不器用な若い女性」と普通にヒロインぽい役割に寄ってきているように思う。初期のブレナンはワンダーウーマン自体知らなさそう。キマってることはキマっているんだけどね(つーか似てる?)。初期ブレナンのキャラはあまり共感を持てそうなヒロインではなかったように思うので、少しずつ路線変更をはかっているのだろうか。

そしてアンジェラの離婚問題は、ようやく「夫」の存在が判明。探偵がCSI:マイアミのスージーだ! ということ以外には特に感想も……うーん、吹替えだと「ノーネーム島(No Name Key)」と「名もない島(nameless Florida key)」の掛け合いがちょっとぎこちないと思った程度か。


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2009-03-08