BONES - Season 3, Episode 11
州立アトランティック大学の体育館の観覧席の下で腐乱した男性の遺体が発見される。被害者はバスケットボールのスター選手、R.J.マニング。頭蓋骨は粉砕されており、実験の結果、それは伸縮式の客席に押しつぶされたのではなく、頭部を何度も殴られたためであることが判明。
マニングはステロイド剤を使用していたことがわかるが、コーチは自らもステロイドの服用でガンを患ったため、選手には絶対に使わせていないと断言する。だが尿検査をした結果、選手の1人がステロイドを使用し、もう1人が淋病の治療薬を摂取していたことがわかる。マニング自身も淋病の治療薬を飲んでいた。
ゴキブリの足や被害者の下着に残された痕跡から、マニングが死ぬ前にオーラルセックスをしていたこと、その相手が青い口紅をつけていたこと、さらに何者かがマニングの頭部に唾を吐きかけたことがわかる。
淋病はマニングからジャスティーンという女子学生に、彼女から別の選手ジミーに移されたものだが、唾液のDNAは彼女のものではない。青い口紅がチアリーダーの使用するチームカラーであることから、全員のDNAを調べたところ、マニングの相手だったのはチアリーダーのセレスタ、唾を吐いたのはセレスタの父親、大学警察のカトラー署長であった。
カトラーは観覧席でマニングと娘の行為を目撃していた。セレスタは驚いて逃げたが、カトラーは怒りに任せてマニングを撲殺。カトラーは罪を認め、銃で自殺しようとするが、ブースが説得し、隙を見て後から近づいたブレナンが銃を取り上げる。
レンタルの都合で前回から間が開いてしまい、「何だか雰囲気が違う?」と思ったら、このエピソードは本来シーズン2で製作されたものだったらしい。バージニア工科大学の銃乱射事件が起きたために放送中止になり、今シーズンに持ってきたとのこと。どうりでホッジンスの髪型が違うし、アンジェラとのやりとりにも少々違和感があった。
事件自体は別に銃犯罪というわけではなく、中止するほどかな~という疑問があることはあるのだが、まぁ舞台が大学だし、あんな事件の直後に見るのはやはり抵抗があるかも。相変わらずグロだし……現場もだけど、実験の「ぐちょ」も。でもウジジュースとミキサーに関するホッジンスとサローヤンの会話にはちょっと笑ってしまった。
ザックの地道な努力で頭蓋骨が復元されて凶器が判明したけど、それが直接犯人に結びついたわけじゃなかったのね。手がかりとしてはイマイチだったかな~。
そういえば今回の事件、現場は州立大学なのに、なぜFBIが担当?