CSI - Season 1
Concentrate on what cannot lie. – The evidence.
グリッソム担当。自殺に偽装され、バスタブの中で撃たれて死亡していた。テープに残された「遺書」の声は被害者本人のものではなく、銃創の大きさからも他殺と思われた。レコーダーに残っていた指紋とともに、食用油とゴムが発見された。その指紋の主はポール・ミランダで、ゴムで人体模型を作って販売している男だった。指紋は、ミランダの腕から型をとって製作した玩具の腕を使って、わざと付けられたものだった。その玩具は1万個も売れたという。
ニック担当。ラファティという男が、若い女性と意気投合してホテルの部屋へ招くが、途中で気を失い、気がつくと何もかも盗まれていた。最近、同じ手口の昏睡強盗が頻発している。ニックは唇の変色に気づく。
ニック担当。単純な事故だと思われたが、運転していた女には、昏睡強盗の被害者と同じような皮膚の変色が乳首に見られた。男を昏睡させて金品を奪った後、その薬で自らも気を失った間抜けな犯人だったのだ。
グリッソム担当。妊娠中の妻が、浮気した夫をゴルフクラブで殴り殺した。グリッソムはホリーの血液を使って人形で再現実験を行う。その後この事件には言及されず。
キャサリン、ウォリック、グリッソム担当。家宅侵入した男を、その家の主人が射殺。男はホームレスで、親切で一晩泊めた後、家に居座るようになった。追い出したがドアを蹴って入って来たので撃ち殺したという。キャサリンは男の靴ひもの結び方が左右違うことに気づく。ウォリックは靴の中から爪の破片を発見。家を捜索しようとするが、ブラス警部の反対で令状が取れず、判事に直接頼みに行く。判事はギャンブルを条件に令状を出すが、それを知ったブラス警部は激怒し、ウォリックを捜査からはずす。後を引き継いだグリッソムは現場で主人の爪を発見、靴の中の破片と一致することを確かめ主人を逮捕する。
キャサリン担当。被害者の女の子から話を聞く。
ホリー担当。証拠を採取していたが、店を閉めさせられて中を汚されることに女店主がブチ切れ、ホリーを銃で脅す。キャサリンが援護に駆けつける。
ホリー担当。同行していたウォリックが私用(判事のギャンブル)で現場を離れ、ホリーは一人で証拠を採取するが、途中で犯人が現場に戻り、撃たれる。
並行していくつも事件が起きる回です。少し描写されただけの小さな事件も合わせると、1回でなんと8件も事件が起きてます。これだけ多いのはこの回だけかも……。誰がどの事件を追っているの? と、少々混乱させられます。でも、第1回だけあって、個々のメンバーの人となりを表す描写が入っているところが面白い。グリッソムは変人だけど優しい、キャサリンは母親的、ニックは女性に受けが良くウォリックは野心的でギャンブル好き。頑固親父のブラス警部。そして、気が進まなかったけれど、とにかく頑張ってみよう! と前向きに決意するホリー。
ホリーの決意は無残にも打ち砕かれてしまいます。刑事になりたかったけれどずっと交通課だったお母さんの夢をかなえたホリーですが、その夢は厳しい現実と隣り合わせだったなんて……。
— Yoko (yoko221b) 2004-01-25