CSI - Season 1
6 to 8 hours ago, somebody lost their head. Then somebody lost their head.
グリッソム、キャサリン、ニック(途中から)担当。暴走するBMW。カージャックして暴走したのは2人の女子大生だった。その車のトランクには男の生首が入っていた。顔写真から、ヴィクター・ダ=シルヴァとわかる。車からはピーナツの皮が発見された。
ダ=シルヴァの部屋には、破り取られた写真と、ピーナツが付着したサイズ11の靴があった。だが、後から見つかった胴体から、ダ=シルヴァのサイズは10とわかる。
ダ=シルヴァの胴体は、本人の貸し倉庫の中で発見された。倉庫には血のついた裸足の足跡があった。頭部には大きな傷痕があったが、それは致命傷ではなく、死体を箱に入れる時に頭が邪魔だったので切った時についた傷であり、殺害は銃によるものだった。
ニックがダ=シルヴァの部屋をもう一度捜索すると、そこにはツマミにピーナツを出す店の制服があった。その店は、ダ=シルヴァの写真が撮られた場所だった。破り取られた写真にわずかに残る、ピアスを付けた耳は、従業員のアップルホワイトのものだった。彼はダ=シルヴァの恋人だったが、新しい男ができて追い出されたため、それを恨んで殺したのだった。倉庫の鍵を閉め忘れ、車のキーを付けたまま出て行き、戻って来ると車が盗まれていた。
ニック、サラ担当。山の中で、頭がなく全身の皮をはがれ、手足を切断されて身体中骨折した死体が発見された。周囲に足跡もタイヤの跡もなく、身体が地面にめりこんでいることから、飛行機から落下したものと思われた。
最初はダ=シルヴァの胴体かと思われたが、無関係だった。それは人間ではなく、テリーの鑑定によると、ゴリラであるとのこと。ゴリラの肉は珍味とされ、精力剤としても用いられる。また頭は剥製、手は灰皿、皮膚は皮製品などに加工されるという。ゴリラを可哀想に思ったサラは、焼却後の灰を山に埋め「新しい命に生まれかわれ」とつぶやく――。
ウォリック担当。以前に逮捕した少年ジェームズから助けを求められた。少年院で抗争による殺人を目撃したが、証言すれば報復されおそらく殺される。かといって証言を拒否すれば、検事を怒らせて刑務所へ送られる。
ウォリックはトイレの便器で血のついたシャツを発見、下水パイプから歯ブラシとカミソリで作った手製のナイフを発見した。カミソリは犯行の前にヒゲ剃りにも使用されたため、DNA鑑定で犯人がわかり、ジェームズは証言しなくてもよくなった。
前回に続いてこのエピソードも猟奇。だが、なぜかヘビメタを歌っていた検視官のロビンスは生首を見て大喜びだ。「首を煮てみればよくわかるぞ(うひひ)」「それはいい、鍋はどこですか(わくわく)」というグリッソムとの不謹慎なやりとりが不気味。主任ってやっぱり変だ。
ウォリックが単独捜査をしているのに自分はできないことが不満なニック。「シルク、シルク、シルクと言ってみろ」「シルクシルクシルク」「牛が飲むのは?」「ミルク」「水だ」という古典的なネタにだまされ、油断があることを指摘される。これを聞いて最初「牛だって子牛の時はミルク飲むじゃん?」と思ったが、原文の “cow” は子牛には使わないようだ。
ダ=シルヴァの遺体(胴体のほう)がビニールに包まれていた、というところの “wrapped in a plastic sheet” で「ツイン・ピークス」を思い出したが、そういえば、TPでキラー・ボブを演じていた役者さんの名前はフランク・シルヴァさんだったっけな。
— Yoko (yoko221b) 2004-03-25