CSI - Season 2, Episode 18
Reckless disregard for safety and human life mitigated by bad bolts.
グレッグも初めて現場に出て、全員で担当。ラスベガスへ向かうバスが暴走して崖から転落、9名が死亡した。バスの右側のタイヤはボロボロになっていたが、左側は無事だった。ニックは運転手の様子から飲酒を疑う。キャサリンはバスとともに転落した乗用車の運転手の生存に気づき、病院に同行。サラとウォリックは道路のタイヤ跡を調べる際に破損したボルトを発見。そのボルトは、通常車体に使用される物より硬度が低かった。
運転手はその後死亡するが、飲酒ではなく糖尿病で、極端な食事制限のため低血糖症になったことがわかる。乗用車の運転手は、人工的な蘇生処置を拒否する書類に署名していた。その運転手はバスに乗っていた恋人と痴話げんかをしていた。他にも高額の離婚手当を受け取っていた女性、生命保険に入っており去年破産した男性など、「標的」になりそうな乗客が何人かいた。
分析の結果、事故の引き金になったのは右タイヤの破裂、そしてその原因はタイヤにクロロホルムが注入され、ゴムの弾力が失われたことだとわかる。破裂したタイヤに付いていた指紋は、バスが停車した休憩所で働いているショーン・ノーランの物だった。ノーランはバス会社の元運転手で、解雇されたことを恨んでタイヤに細工をしていた。今まではタイヤが破裂するだけで大事になっていなかったが、今回はボルトの不良のため大事故になったのだった。
グレッグが現場デビュー。実験室で見る採取済みの血とナマの血の違いにショックを隠せない。余裕で見ているCSIだけど、実際に犯人とやりあったりする警官からは「粉ふりかけてるだけのくせに、偉そうに!」って言われてたのにね。
ほとんどが初対面の乗客が何人も乗り合わせる長距離バスでの事故。どうせなら、もっと乗客にスポットを当てて、人間模様を掘り下げても良かったんじゃないかなー……と、見終わって少々の物足りなさを感じた。現場第一、証拠第一のCSIだけど、たまには人間に語らせるのも良いのでは。