CSI - Season 3, Episode 14
There are two CSIs you never want investigating your murder – the one on his first week, and the one on his last.
グリッソム、キャサリン、ウォリック、ニック、ブラス警部担当。女性の住むアパートを狙う家屋侵入事件が発生。被害者の女性が男に脅えて部屋から出て来ないため、キャサリンが中に入り、被害者から証拠を採取。レイプではなく精液をかけられだと言う。窓ガラスで指紋、外で足跡、窓の外で乾いた精液の痕跡が発見される。犯人は外の生垣の陰にひそみ、様子を伺っていたものと思われる。グリッソムは犯罪現場の周辺で最近通報された「覗き」を調べ、覗きから侵入へ、そしてレイプ、殺人へと犯行がエスカレートすることを心配する。
被害者から採取した体液は射精前のもので、DNAは検出されなかった。指紋は近所に住むジャスティン・ラモンドのもの。だがジャスティンは覗きをやっただけだと反論。靴のサイズも合っていなかった。一方、ウォリックは足跡の型から道路の標識に使う塗料を発見。この種の塗料はすぐに乾くため、最近塗ったばかりの場所を調べる。グリッソムは覗き屋が好むタイプのアパートを調べ、その付近に警官を配備することにした。大量にある。
その矢先に、今度は同じ犯人によると思われるレイプ事件が発生。だが犯人はコンドームを装着していた。グリッソムは現場へ行かず、キャサリンが一人で向かう。近所では、武闘派のウェンディが不審者を取り押さえていた。不審者テイラー・リードはアパートを探していただけだと弁明。キャサリンはテイラーがウェンディを訴えるようにしむけ、彼女の上着からDNAを採取。テイラーのDNAは5ヶ月前の別の犯行現場で見つかっていた。
キャサリンはブラス警部と5ヶ月前の犯行現場へと向かうが、そこにいたのはテイラーだった。ここに越してきたのだと言うが、奥の部屋を見ると女性が縛られていた。
サラは、検事メリッサ・ウィンターズに呼び出される。手術のため担当した事件の公判を他の検事に引き継ぐという。彼女は3年前に押し入った強盗に夫を射殺され、彼女自身も首を撃たれ、弾が体内に残り半身不随になっていた。最近、その弾が移動して動脈瘤を起こしているという。そのため手術を受けるのだが、成功率は低いという。
手術は成功し、サラは医師から摘出した弾丸を預かって3年前の事件を調べ始める。当時事件を担当したCSIのフラナリーは、引退してLAに引っ越していた。弾丸は半年前の強盗事件に使われたものと一致し、犯人ロジャー・ワイルダーはすでに刑務所にいた。5年前にロジャーが起こした事件を担当したのはメリッサだった。ロジャーは、腹いせに家に押し入って家具を壊した時に拳銃を見つけただけだと言う。
サラは当時の写真とメリッサの夫のシャツを見て、流れた血の跡からメリッサが嘘をついたことを知る。メリッサは夫の暴力に耐えかね、だがそれを打ち明けることもできずに彼を撃った。瀕死の彼がメリッサを撃ち返したのだった。彼女は死を覚悟し、「貴女なら解明してくれると思って」サラに捜査を委ねたのだった。
前回お休みだったキャサリンとサラが大活躍。
最初の事件でグレッグが、精子がないのでDNAが入っていないと言うのだが……ないとダメなの?
事件は無事に解決するのだが、主任の聴覚はどんどん悪くなっているようで、キャサリンも何か気づき始めたよう。
ウェンディが “Jujitsu, shotokan.” と言っているけど、shotokanって松濤舘? ここ空手の道場みたいなんだけど。柔道と両方習っているのだろうか……強いし。
サラの事件は、ロジャーが銃を拾った状況とかよくわからない部分もあるのだが、最後にメリッサが心境を語る場面がとても印象的だ。正義を信じつつも、自分が虐待される妻であるという事実を公表することだけはできなかった。誰よりも強く誰よりも弱かったメリッサの姿が哀しくも美しい。だが、血の流れる方向ぐらい誰か気づけ。
— Yoko (yoko221b) 2005-11-24