CSI - Season 4, Episode 15
I mean, what I'm trying to say is that … there's more problems than answers in the bottom of a bottle, believe me.
グレッグも現場へ出向き全員で担当。人気クラブ「アシッドドロップ」のオーナー、マイク・トレントと妻のローレルが自宅の庭先で後頭部を撃たれて殺害された。妻は撃たれた所に倒れていたが、夫の遺体は地面を引きずった跡があった。また、妻は後頭部を撃たれただけだが、夫の方にはスタンガンの火傷跡があった。ゲートは暗証キーで開閉する方式で、押し入った形跡はなかった。庭の隅には、煙草の吸殻、オレンジの皮と種、自転車のタイヤの跡。ゲートのキーを蛍光試薬で調べると、オレンジの汁が反応してキーが光ったが、光ったのはテンキーのうち4つだけだった。犯人は番号を知っていたのだ。
トレントの周囲には動機のある人物が2人いた。以前映画を共同で製作していたドレイク・スノーは、最近援助を頼んで断られたばかりだった。また、以前の共同経営者カイル・グッドとは金銭をめぐって訴訟沙汰になっていた。
庭に落ちていた4本の吸殻のうち3本は、ドレイクが吸った物で、もう1本はローレル以外の女性。オレンジの皮と種から検出したDNAは、身元不明の男性二人だった。ドレイクは「煙草は1日1本まで、決まった場所で」と決めており、アシッドドロップの灰皿の前でしか吸わなかった。吸殻にはその灰皿にあったものと同じ砂が付着し、オレンジの方にはそれは付いていなかった。つまり、誰かがドレイクの吸殻を灰皿から回収して、わざとそこへ置いたのだ。
カイル・グッドにアリバイを訪ねると、息子とともに母親の家へ行ったという。息子は車の中で眠っていたが、途中で立ち寄ったドライブスルーの店員が、カイルに失礼なことを言われて顔を覚えていた。監視カメラには、息子が双眼鏡で遊び、父親がそれを取り上げているところが映っていた。
そんな折、スタンガンで撃たれたうえに銃で射殺された男の遺体が発見される。アパートの近くには別の遺体もあり、二人はトレント夫妻から奪ったと思しき貴金属類を持っていた。どうやら奪った金と宝石をめぐって争いになって殺し合ったらしい。トレント夫妻はその朝、宝石類を金庫に預けてハワイへ行く予定だった。犯人は、殺人の決行後に宝石を見つけて奪ったのだ。
その現場には、宝石の他に血痕の付いた紙幣もあった。それは紙の端で手を切ったときのもので、血液はカイル・グッドのもの。カイルは二人を雇い、双眼鏡で犯行を監視していた。マイクの遺体が引きずられたのは、カイルに成功したことを見せるためだった。カイルの息子の髪からは睡眠薬が検出された。カイルは息子を薬で眠らせてアリバイ作りに利用し、犯行を見届けたのだ。
ウォリックの車すごい。フル装備に加えて予備のキットとファイルケース! 何だかこういうのを見ると、ちょっとムラムラっとしてしまう。CSIキットほしい~。アルミの工具箱買ってきて真似しようかな。「埋められた秘密」や『コールド・バーン』やDVDに入っていた解説を参考にキットを自作してもいいけど、それだと使い道がないので、代わりにパッチワークとかクロスステッチの道具を収納してもいいや。ファイルケースにはステッチパターンを入れて……。
Jackpot といえば、行ったのがフル装備のウォリックだったら保安官も大変だっただろうな。 (^^;
事件よりも、それぞれの仕事に励むCSIたちの描写が面白かった。現場でまだ慣れない様子のグレッグ、先生モードの偉そうなウォリック。そのウォリックも、ニックと二人で捜査する時は態度が全然違って、対等な同僚同士って感じなのが良い。私生活が充実してない、という話をする時の主任とキャサリンのやり取りとか。ただ、サラの様子がちょっと気にかかるのだけど。
そしてラストでは、どうやらキャサリンに新しいお相手ができたもよう。どこかで見た顔だと思ったら、ニコラス・リーですよ、X-ファイルのクライチェック! キャサリン逃げて! UFOにアブダクトされる前に逃げてー!
— Yoko (yoko221b) 2006-04-08