CSI - Season 9, Episode 17
住宅街で銃撃事件が起き、自警団のビル・フレンチが射殺され、7歳のジェイソン・モーリーが流れ弾に当たって死亡。複数の犯人がプリシラ・ハッチャー宅に押し入っており、息子で大学生のレジーと甥のフランキー13歳が行方不明になっている。現場の血痕から、犯人のうち少なくとも1名が負傷しているものと思われた。
その後、銃で撃たれた男が病院に運ばれたという通報が入るが、男は病院で死亡。タトゥーのデザインと指紋から、死亡した男は「スネークバック」という組織のマーカス・ガーフィールドと判明。またその直後、近くの駐車場に留めた車から、同じく「スネークバック」の一員であるアーロン・スイーツの遺体が発見される。銃撃事件に使用された銃はすべて9ミリだが、スイーツを撃った弾は22口径。また、スイーツの死亡時期は銃撃よりも前と思われた。
レジーは母親と同居ではなく、近所にある祖母から相続した家に住んでいた。ラングストンとライリーはレジーの自宅を調べ、クローゼットの中に地下室への階段が隠されていることに気づく。地下には大量の薬品があった。レジーはどうやら化学の知識を生かして麻薬を製造し、その販売をめぐってスネークバックと争っていたらしい。
ラングストンとライリーは防護服を用意して、改めて薬品を調べるが、そこでラングストンが新しい血の痕に気づく。急いでその場を離れようとするが、そこへフランキーが銃を持って現れ、2人は人質になってしまう。奥には、ガラスの破片が胸に刺さって重傷を負ったレジーが倒れていた。
ライリーは、様子を見に来たグレッグを追い払うと見せかけ「ここは問題ないわ、ライリー」と、問題が起きていることを暗号で伝える。ラングストンは「私は医者だ」と言ってレジーを手当てする。ライリーはそれを手伝いながら、こっそり無線をオンにし、フランキーとの会話の中でそれとなく状況を外部に伝える。フランキーは、スネークバックなど意に介せずに麻薬を売りさばいてレジーの学費を作り、争いになったためスイーツを射殺していた。
外ではキャサリンやブラス警部らとともにSWATが待機し、催涙ガスで制圧しようとするが、キャサリンは「銃を持った少年がパニックになると何をするかわからない」と反対。ニックはライリーが防護服の下に銃を隠し持っていることを知り「2人に任せましょう」と進言。
中では、レジーの手当て中にライリーがうまくフランキーの銃を奪って事態を収拾。ラングストンは「彼を公正に扱ってほしい」とブラス警部に口添えをする。
冒頭は、珍しくCSIの面々が銃を構えて突入している場面だったが、あまり緊張感がなかったので、訓練かなと思ったらやはり訓練だった。ライリーがグレッグに対して「ライリー」とワザと自分の名で呼びかけるという合図を使ったので、これが後々の場面に出て来るんだろうな、と思ったらやはりそうだった。う~ん、ちょっとそのへんがpredictableだといえばそうだけど、それはまぁいいや。ラングストン先生の「ドクター」な面が見られて良かったので。
ライリーがグレッグに対してその合図を使った後、ラングストンがライリーに「ライリー」と呼びかけたので、そこで合図がバレちゃうのかと思ったら、そうではなかったのでホッとした。全体として、それほど緊迫した展開にはならず、ラングストンもライリーも落ち着いて対処していたので、安心して見ていられたように思う。
そして事件解決後、キャサリンとラングストンがハグする場面がとても良かった~。前回のニックとの場面もそうだったけれど、ラングストンが加入してから特に、意識して「(ラングストンとの)チームワーク」を強調していると思う。「新しい主役」を馴染ませるための強引な力技なのだろうけど、力を入れた甲斐はあったと思う。ここまで数話見てきて、新しいチームも良いじゃないかという気持ちになったので。
でも、新しいチームの良さはしっかりと認識したので、もうそろそろ通常営業にしても良いと思うよ。
— Yoko (yoko221b) 2011-06-19