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CSI: Miami - Season 2, Episode 14

#38 Slow Burn


I've never underestimated the love of southern man for his dog.

事件概要

密猟ハンター射殺事件

野焼き中のエバグレーズでハンターの射殺体が発見される。デルコとアレックスが現場に向かう。火の来ない安全な場所のはずなのに、すごい勢いで炎が押し寄せる。デルコはとっさに防火布をかぶり火を防ぐ。放火の疑いがあった。

ハンターのウェイドは野焼きを利用し、逃げて来た動物を撃とうとしていた。ビールの空き缶の数から、仲間と一緒だったと思われた。トラックの中には犬がいた。カリーは弾痕と発射残渣を発見。ウェイドのライフルは、遺体の弾丸と一致したが、自分で発砲したものではなかった。

ウェイドの仲間のキーティングが出頭。2人は絶滅危惧種のクーガを密猟しており、密猟のことでウェイドと口論したという。彼はウェイドを殺していないと言うが、では誰が撃ったのかというと「仲間を裏切れない」と口をとざす。

ライフルの握り部分には爪の跡があった。そこから、二人が口論した時に犬がぐるぐると走りまわり、椅子に立てかけてあったライフルの引き金を引いてしまったことがわかる。キーティングは、犬が処分されると思い、本当のことを言わなかったのだ。

サンディ・ウィリス殺害事件

ホレイショ、スピードル、トリップ担当。デルコとアレックスが火に襲われたのは、地中の泥炭がくすぶり、導火線のように地中を何時間も走り続けて泥炭火災を起こしたものとわかる。火元には発火灯のような痕跡があった。さらにその近くには、焼けただれた若い女性の遺体。ディスコに遊びに行くような服装だった。

スピードルはタイヤ痕から遺体を捨てた車を絞り込み、エバグレーズの出口で網を張っているスピード違反記録と照合し、車の持ち主デイルを割り出す。だが、におい検知器で炎、カリウム、硫黄などを調べた結果は陰性。

デイルの車はボコボコにされていた。座席には被害者の毛髪、後部座席に「ジュリー・ブライアント」名義のカードがあった。デイルはヒッチハイカーを拾っただけだと主張。エバグレーズの中には1軒だけカジノがあり、デイルは毎日のように付近を車で徘徊しては、無一文でカジノを追い出された女性たちを物色していたらしい。デイルはジュリーを降ろした所で誰かに襲われて車をボコにされ、その男は女を追ってエバグレーズへ入って行った、自分は逃げたと言う。

カジノには、ジュリーとともにチェックインしたマイク・シェリダンがいた。マイクのズボンには焦げ跡。さらに、彼がジュリーに暴力を振るっていたこともわかる。マイクはジュリーとけんかし、ジュリーはヒッチハイクして出て行く。マイクはジュリーを追いかけ、エバグレーズで発火灯を点けて探そうとしたが落としてしまい、あきらめて立ち去ったという。さらにマイクは被害者の写真を見て「これはジュリーじゃない」と言う。

被害者の顔には、殴った時に凶器の模様の形に痕がついていた。アレックスは顔の皮膚からその模様を採取。歯形から、被害者はサンディ・ジェーン・ウィリスと判明。捜索願いが出されていた。凶器の模様はデイルの指輪と一致。サンディを殺してさらに興奮したデイルはさらなる獲物を求めてカジノへ戻ったが、マイクが追って来て妨害されてしまったのだ。

マイクは火事を起こしたため逮捕。そこへ本物のジュリーが現れる。ホレイショはジュリーに逃げるよう忠告するが、ジュリーはマイクが来てくれたおかげで死なずにすんだと行って彼に会いに行く。


感想

防火布の下で、デルコとアレックスが危うく丸焼きに……! というショッキングな出だし。

うーん、布で炎は防げたとして、酸欠にならなかったのだろうか? あっという間に炎が通り過ぎたので大丈夫だったのかな。それにしても「黒焦げになって検死台に乗るんだ」って……きっとすごいリアルなイメージがあったんだろうな。

カジノの事件は、被害者の身元を間違えるという基本的なミスがあり、時系列でちょっと混乱。確かに、犠牲者(とその候補)が2人以上いるとは、普通あまり考えないかも。でもトリップほどのベテラン刑事にしては……という気もするな。

ラスト近く、キーティングとカリーの場面がいいな。無骨な大男の隣にいると、カリーはすごく華奢で可憐に見える。しばらく前に前髪をちょっと変えたので、特に可愛い。トリップ刑事とのコンビも、良い感じだったな~。

ところで邦題の「骨に刻まれた凶器」というのは……? デイルの指輪のことかと思ったけど、これは顔の皮膚に跡が残っただけよね……指輪をした手で殴っただけで、骨には達していないはずだし。

Yoko (yoko221b) 2006-06-24