CSI: Miami - Season 4, Episode 21
Okay, Jack, to answer your question – you get a jail cell.
カフェでおしゃべりを楽しんでいた女性客の携帯電話に「ミッチ、助けて」という間違い電話がかかる。どうやら、誘拐されて助けを求めているらしいとわかり、女性は警官を探す。たまたま居合わせたホレイショが電話を取るが、そこで犯人らしい男の声と銃声が聞こえ、電話は切れる。
その電話と間違えそうな番号と「ミッチ」という名前から、エイベックス社のCFO、ミッチ・コレットの存在が判明。コレットはその朝、妻ブレンダを誘拐され「警察には言うな」と脅されて犯人からの連絡を待っているところだった。同社は最近大規模のリストラを断行したばかりで、恨んでいる人間は多数いた。コレットの自宅には、争った跡と、拳銃の握りの一部らしきプラスチックの破片があった。
ブレンダの携帯電話が再び使用され、GPS信号から電話をかけた場所が判明。SWAT部隊を率いて現地へ向かうと、銃を乱射しながら男が飛び出してきたため、SWATチームが射殺。その場にいた女性が保護されるが、彼女はブレンダではなかった。死んだ男はドラッグディーラーで、車から投げ捨てられた携帯電話を拾っただけだという。
電話を拾った場所へ行くと、そこには45口径の薬きょうがあった。データベースで調べると、それはリック・ミラーという男の銃の物であった。リックはエイベックス社の仕事をした時にブレンダと知り合い、浮気をする仲になったが、ブレンダから別れ話を持ち出されたため、脅かしたうえで英雄を演じようとたくらみ、「560」というクラブで知り合った男と組んで誘拐劇を仕組んだという。だがパートナーの男は身元不明で、クラブで聞き込んでも「CPE」と刻印されたキーホルダー以外の手がかりはつかめなかった。
「CPE」のキーホルダーは、チャーリー・ペルソンという男の物だった。彼はクラブでリックと知り合い、誘拐の演出を請け負ったものの、1人では無理なので別の仲間を誘った。だがその仲間が本当に誘拐して身代金をせしめようと言い出したという。ペルソンは「正体を明かしたら殺す」と脅されたため、仲間の正体については固く口を閉ざす。
その後、ミッチ・コレットのもとへ切り取られた耳が送り届けられる。耳にはブレンダのイヤリングが付けられていたが、DNAは不一致。イヤリングには、裂けたアスベストが付着していた。古い建物からアスベストを除去する工事をしている場所で付着した可能性があった。また、耳には小さな穴がいくつも空けられていたことから、解剖用の遺体から切り取られたのではないかと思われた。
解剖用の遺体の出所をたどりデイド医科大学へ行くと、そこでは、クラブ560のバーテンダー、ジャック・ヒルソンが医療廃棄物処理業者として働いていた。ジャックはクラブでリックとチャーリーの話を聞き、チャーリーの仲間になったのだ。ジャックはブレンダの居場所を教えることと引き換えに取引をしようと持ちかけるが、その矢先にアスベスト除去工事の現場が判明し、ホレイショは取引を却下して現場へ向かい、ブレンダを救出する。
ホレイショは警官のくせに巻き込まれ型な面があって、スージーのアパートを探して不動産屋に行けば近くで現金強奪があり、教会に懺悔をしに行けば墓地で銃撃戦、今回は犯罪現場で別の犯罪に遭遇してしまう。
ストーリーは例によって二転三転し、犯人候補者を順番に紹介して「さぁ、この中の誰だ?」となったところでバーテンダーが登場し「お ま え か」となる、マイアミではけっこう多いパターン。
それでも「詰め込みすぎ」という感じがしなかったのは、メインキャストのごたごたにかなり時間が割かれていて「そんなことより事件の方を!」と思わされたせいかもしれない。
ウルフとデルコの間でナタリアをめぐってあれこれ。ウルフにしてみれば、ナタリアは気になるけど同僚のデルコとの関係を(これ以上)悪くしたくないし、ということで一言確認したかったのだろうが、ナタリアにしてみれば、自分のいない所で男2人がそんな会話をするなんて不愉快だろうな。“Clear for landing” って、性的な含みもありそうだし……。何だかウルフが当て馬に使われているようにも見えた。
この三角関係はどうでもいいが、ウルフとデルコの会話に登場した「グロリア」という名前は覚えておいたほうが良いかも。
最後のロッカールームの場面とかマリソルの場面はどうでもいいので、2回目以降はブレンダが救出された所で<次のチャプタ>ボタンをクリック。マリソルの場面で流れていた曲(リチャード・ウォルターズの “All at Sea”)は良い曲だけど、MP3版を購入したので。
— Yoko (yoko221b) 2007-05-20