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CSI: Miami - Season 5, Episode 4

#101 If Looks Could Kill


事件概要

スティーブ・ディクソン、コーディ・レイン、アビー・ビッグス、ジャネット・スターリング

ボートの下から若い男性の遺体が発見される。プロペラに巻き込まれて死んだのではなく、自動車で轢き殺された後で海に投げ込まれたものとわかる。被害者は「JAモデルズ」というエージェンシーに属するモデルのスティーブで、彼を轢いた車の持ち主はモデル仲間のジェイソンとわかる。ジェイソンはスティーブに車を貸しただけで事件については何も知らないと主張。

JAモデルズは、アビーとジャネットという2人の女性が経営している。スティーブがアビーの愛人だったことや、以前スティーブを襲ったトラが薬殺処分され、調教師がそれを恨んでいたことなどが判明するが、結局、遺体を遺棄したビーチと珊瑚の跡が決め手となりジェイソンの犯行が立証される。ジェイソンは必死にルックスを磨いてきたのに、アビーの愛人というだけでスティーブに仕事を取られてしまったため、腹を立てて彼を殺害したのだった。

だがその後、JAモデルズに所属する別のモデル、コーディがビルから突き落とされて死亡。背景事情を調べるうちに、スティーブがトラに襲われた事件が実は賠償金目当ての詐欺だったことや、コーディに多額の保険金がかけられていたことなどが判明する。JAモデルズは以前にもモデルの事故死で保険金を得ており、アビー個人が夫の死亡保険金を受け取っていたことなどもわかる。最初は事故だったものの、それで得た保険金に味を占めてコーディを殺害したものと思われた。

ジャネットはモデルだけでなく、共同経営者のアビーにも多額の保険をかけていた。カリーはそれを指摘して2人の仲間割れを狙うが、アビーは結局何も言わないまま釈放される。

その後、ジャネットの遺体が発見される。自殺に偽装されていたが、ブレスレットに残る発射残渣からアビーの犯行とわかる。しかし、アビーもまた取調べ中に発作を起こして死亡。保険金狙いのジャネットが、毒入りのリップグロスをアビーに渡していたのだった。


感想

冒頭、遺体発見までのプロセスが独立したミニドラマのようで、前シーズンの「影からの逃亡者」を思い出したが、今回の人たちは後から別の話に登場ってわけではないみたい。事件がシンプルだったから時間稼ぎ?

モデル同士は仕事を取り合って、経営者とモデル、経営者と共同経営者は保険金をめぐって果てしなき殺し合いの繰り返し。「整形してステロイドも飲んで、このルックスに命をかけてるんだ!」と言うわりに……。いや、もちろんイケメンだとは思うのだけど、何しろここはマイアミ。警察の科学捜査ラボだって美男美女が珍しくないマイアミで、そんなこと言われてもね。でも何でわざわざメキシコで整形? マイアミは美容整形のメッカじゃなかったのか。

ラボといえば、経済方面の調査が専門らしい捜査員が久しぶりに登場。ベガスでは着ぐるみフェチのセクシーちゃんだった彼だが、マイアミ出演はシーズン3以来かな?

メインの事件はイマイチだし、それ以外の方はナタリア話で、こっちも別に興味ないな~。前夫のニックが出所して、ストーカーのように周囲に出没し、ついには犯罪現場清掃業者に就職し、逆に接近禁止令を取って仕事を妨害。でも何でここで「仕事をクビになりたくない」からとナタリアの方から折れなきゃいけないのか。CSIが現場検証している間、清掃業者は黄色いテープの内側には入れないのだし、どうしても駄目ならもう一度ラボに配置転換を申請してみたっていいのでは?


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2008-12-25