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CSI: Miami - Season 7, Episode 5

#147 Bombshell


事件概要

キム・ウォルダーマン

高級ブティックで爆発が起き、試着室にいた17歳のキム・ウォルダーマンが死亡する。キムが試着していたドレスには爆発物が縫いこまれ、ファスナーを上げると導線が接触して爆発するようになっていた。ブティックのオーナーは「うちの商品ではない」と言う。

キムのバッグには5000ドルもの大金と、万引きに使用する道具などが入っていた。キムは友だちのエイミーと一緒にブティックで万引きを繰り返して荒稼ぎをしていたらしい。紙幣には整形外科医のロバート・ラングリーの指紋が付着していたが、ラングリーは「豊胸手術を頼まれたが未成年なので断っただけ」と関与を否定する。

ウルフはドレスの縫い目の内側から犯人の物らしき血痕を発見。持ち主は爆弾事件の前歴を持つスタン・カーライルと判明する。自宅に行くと本人はおらずルームメイトのバリーが応対するが、部屋には爆弾の材料、ミシン、ドレスなどがあった。

エイミーの携帯電話に残された画像には、キムにドレスを渡す手が映っていた。特徴的な腕時計から、ドレスを渡したのはバリーと判明。バリーはルームメイトではなく、スタン本人だったのだ。

スタンは爆弾製作中の事故で大やけどを負ったが、ラングリー医師の手術を受けて別人のように生まれ変わっていた。その事故の影響で手の指紋も消えてしまっていたが、DNAだけは変えられない。バリー=スタンは、恩人であるラングリー医師に頼まれて断れなかったと犯行を自供する。

ラングリー医師は経営不振で金に困って、キムたちに万引きをさせていた。しかしキムが「報酬が5000ドルじゃ足りない」と脅してきたため、スタンに爆弾製作を依頼したのだった。

ブライス・カーウィン

ホレイショは、ジュリアが警官と争っているのを見かけて事情を聞く。警官は不渡小切手を使った詐欺だと言うが、ジュリアは「財産の管理を任せているレナード・マクブライドに横領された」と言う。

その後、ホレイショはカイルと隣人の喧嘩を仲裁。その時、ジュリアが薬をのんでいないらしいと聞かされる。

さらに、ジュリアの自宅前でひき逃げ事件が発生。ひいた車はジュリアの物で、被害者はカイルと争っていた隣人のブライス・カーウィンだった。どうやらブライスはジュリアの薬を盗んでいたらしい。

ホレイショは車を調べるが、証拠が見つからない。見かねたデルコが強力を申し出、運転席からカニの殻を発見。それはレナードがランチに食べていた物だった。レナードは報酬代わりにジュリアの車を盗もうとした時に、飛び出してきたカーウィンをひいてしまったのだった。


感想

カイルとジュリアが再登場。しかしジュリアの様子がどうもおかしい――と思ったら、彼女は双極性障害(躁うつ病)で、このところ薬を飲んでいないらしい。前シーズンとは別人のように弱々しい姿を見せるジュリアに対して、ホレイショが優しい! おそらく昔も、病気に苦しむ彼女を気遣っているうちにそういう関係になってしまったのだろう。それマリソルの時と同じじゃん。

その後、ジュリアの車でひき逃げ事件が起きたということで、ホレイショが自ら白衣を着て(!)捜査を始めるのだが、普段やり慣れていないせいか証拠は見つからず、デルコがあっさり証拠を発見。運転席なんて、いちばん念入りに調べているはずなんだけど……いや、それよりホレイショが捜査をして良いわけがないと思うのだが、デイド署の公私混同はいつものことなので、まぁいいか。

メインの事件はブティックでの爆破事件で、「爆弾ドレス」というびっくりの発想。これはこれで面白い事件だったと思うが、白衣ホレイショとお騒がせ母子のおかげであまり印象に残らず。

今シーズンは「事件」面でロシアン・マフィアと対決しつつ、サブストーリー的にデルコとカリーのラブストーリーと、ホレイショがジュリアやカイルとどのような「家族」になっていくかを描いていくのではないかなと思った。うーん、しかし個人ドラマはほどほどにしてほしい。

Yoko (yoko221b) 2010-08-07, 改訂 2014-05-08