CSI: NY - Season 4, Episode 16
ショーウィンドウに激突して死亡。争った形跡がないため事故死と判明。
ステラのアパートで火災が発生し、火元と思われる部屋で遺体が発見される。その部屋の住人は放火の前歴があるショーン・ノーランだったため、放火癖が高じての自殺という可能性も考えられたが、ノーラン本人は出張中であり、死亡していたのは留守中に金魚の世話をしていた女性マーラ・ブロンソンとわかる。
その後、マーラは火災が起きる前に内出血ですでに死亡していたとわかる。おそらく交通事故にあい脾臓が破裂したものの、本人は軽傷だと思い込んで手当ても受けないまま現場に来て死亡し、その後に火事が起きたものと思われた。
また、火元はノーランの部屋ではなく、ステラの隣室と判明。そこにはボニーという女性が息子ジェイソンと住んでおり、火事当日は姪を預かっていたという。だが、ボニーの部屋から検出された指紋は、誘拐された少女ベイリー・オデールの物であった――ボニーは姪を預かっていたのではなく、少女を誘拐して隠していたのだ。ボニーと子どもたちは、連絡先不明で行方がわからない。
ステラは火事の後、自分の部屋で「助けて」というメモを発見していた。不審に思ってアダムに調査を依頼したところ、書いたのはジェイソンだとわかる。ステラは、以前にジェイソンが自分の部屋との境の壁に穴を開けていたことを思い出す。その時は、早熟な少年が自分の寝室を覗いていると思い込んで注意したのだが、実はジェイソンは助けを求めていた――ジェイソンも誘拐された被害者だったのだ。
その後、ボニーがアパートの火災補償を保険会社に請求したことがわかり、保険会社に「1時間以内に小切手を取りに来てほしい」と連絡させて待ち伏せ、ボニーを逮捕する。ボニーは以前に「シングルマザーで子どもを育てられない」という理由で娘を奪われたことがあり、それを恨んでシングルマザーの子どもを誘拐したのだった。彼女は2人の居場所を言おうとしなかったが、彼女の衣服に付着していた花粉が手がかりとなり、ジェイソンとベイリーは無事に保護される。ジェイソンは「火事になれば警察が来てくれる」と思って火をつけたのだった。ジェイソンの本名はオースティン・タナーとわかり、4年ぶりに家族と再会を果たす。
冒頭の女性が事件の第一発見者になるのかなと思っていたら、何と被害者。しかも事故。あまりにもあっけなく捜査終了。と思ったら、この場面の背後でベイリーちゃん誘拐事件の報道が流れていたのね。
ステラのプライベート話はなぜか災難の連続。恋人は変質者とストーカー、血姉妹は殺人者、アパートは火事。そういえば前シーズンではHIV感染の危険もあったし、もうちょっとやそっとのお祓いでは効かないのでは……。