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CSI: NY - Season 7, Episode 14

#154 Smooth Criminal


事件概要

ジュリアン・グレース、ジョージ・パーカー、ケン・マリオン

バーで銃撃事件が発生。犯人の男は客2名とバーテンを射殺し、女性客1名を連れ去っていた。殺害された客は、最近出所したばかりのジョージ・パーカーと、牧師のジュリアン・グレースで、接点はなさそうだが、いずれもバーにおびき出されて殺されたらしいとわかる。バーテンのケン・マリオンはアルバイト学生で、犯人の顔を見たために殺された可能性があった。

ピザオーブンの中から、焼かれた状態の銃が発見される。これが凶器と思われるが、熱で銃身が変形して旋条痕が変わってしまい、照合は不可能。犯人は指にマニキュアを塗っていたらしく、指紋は検出できず。周到に準備したプロの犯行と思われた。

犯人が連れ去った女性は、カードの支払い履歴から、看護師のカミーユ・ジョーダンソンと判明。ホークスは驚き「カミーユは幼なじみだ」と口にする。ホークスはしばらく前に留守電にカミーユからメッセージを受けていたが、忙しくて折り返していなかった。カミーユはグリーン・クリニックに勤務していたが、薬を盗んだという疑いで3週間前に解雇されていた。カミーユの部屋を調べると、屋根裏から大量の処方薬容器が発見される。

グリーン・クリニックのクミ院長によると、カミーユが担当患者に渡した薬がニセモノであることがわかり、病院が責任を問われないよう、カミーユ1人を解雇して内々に済ませていたという。カミーユの部屋から押収した薬は、すべてニセモノ。また、パーカーとグレースの血液からはウランが検出されていた。

カミーユに支給された携帯電話の通話記録から、何度も連絡を取っていたジャニス・スコットの存在が浮上。フラックらはジャニスの勤務先へ向かい、そこで殺し屋らしき男を発見、追跡するが逃げられてしまう。ジャニスはクラブ内のオフィスで死亡していた。

ジャニスの死因は脳腫瘍の悪化による脳卒中。グレースは肝臓癌を患い、パーカーは躁うつ病。この2人と同じくジャニスの血液からもウランが検出される。カミーユの部屋にあった薬からウランが検出されたことから、この偽薬が汚染源と思われた。

犯人は、依頼人――セオラ・クミと条件の再交渉。犯人は「病人を殺させた」と非難し、クミはカミーユを殺せと迫る。クミはアルメニアで医療詐欺の前歴を持つ人物。クミこそが薬をすり替えた張本人であり、カミーユはその証拠を集めていたのだった。クミは偽薬の件を隠蔽するために、殺し屋を雇って患者たちを殺させたのだった。

クイーンズにある廃工場でかつてウランが使用されており、ここが偽薬の製造所とわかる。マックらは工場へ向かい、クミを逮捕。クミの携帯電話への着信から犯人のプリペイド携帯が判明し、犯人は逮捕、カミーユは無事に保護される。


感想

R&Bの人気歌手、Ne-Yo(ニーヨ)がゲスト出演。冒頭、Ne-Yoのミュージックビデオかと思った! 殺し屋がカッコつけすぎな割にストーリーはイマイチな感じだったので、結局「Ne-Yoが演じるカッコいい殺し屋」の場面を描きたかっただけなのね……という印象だった。

Ne-Yo以外のところではホークス先生の幼なじみ、カミーユが登場。カミーユはこの後も登場し、先生の恋人になる予定。そういう重要なエピソードなのに、なぜかテレ東の放送ではこの「スムース・クリミナル」がカットされている! WOWOWでは放送したはずなのになぜ!?

おかげでHuluを再開して補完する羽目になったが、どこが問題だったのかよくわからない。血液からウランが検出された、というのがダメだったのだろうか。自粛するほどのこととは思えなかったのだが、地上波では放射性物質全般がご法度になっているのだろうか。

気になってテレ東のサイトを見てみると、シーズン5の「死者の書」もカットされている模様。こちらは放射性物質のウェートが大きく、シドが被曝! という場面もあったし、放送時期も2012年5月だったから、これはカットされたのもわかる。しかし今回は、何もカットしなくてもと思うのだが……。

そんなわけで、複数の意味で残念なエピになってしまった。作品自体に責任はない部分はあるにせよ、それを勘案してもやはり残念感が拭えない。


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2013-07-02