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Dexter - Season 2, Episode 1

#13 It's Alive!


概要

デクスターが実の兄を殺害してから、38日と16時間と12分が経過。ブライアンの事件以来、デクスターはずっとドークス巡査部長に監視されており、人殺しをするどころではなかった。デボラは事件の後、アパートを出てデクスターの家に同居している。

ある夜、デクスターはドークスが監視を止めて帰宅した隙に、「ブードゥーの呪い」と称して大勢の人を毒殺した盲目の呪術師センシオを殺害しようとする。だが、いよいよという時になぜか実行できず、仕方なく「今回は警告だ」と言ってセンシオを解放する。その他にも、ボーリングをすればガーターを出し、リタとの逢瀬は不首尾、犯罪現場に行けば血痕を踏んで現場を荒らしてしまい、何かと不調続きだった。

その犯罪現場は、海辺で若い男性が殺害された事件。被害者の母親エヴァは「殺したのはリトル・チノだ」と主張する。リトル・チノは 29th Street Kings というギャング団の用心棒で、今まで何度も殺人罪で起訴されていたものの、検察側の有力な証人が決まって不審死を遂げ、有罪になったことはないという。住人たちも報復を恐れて証言台に立たなくなってしまった。

被害者の母親エヴァは「リトル・チノが息子を呼びに来たと証言する」と言う。だがエヴァは薬物使用の前歴があり、証言が信用されるという保証はない。パスカル警部補はやむなくチノを釈放。デクスターは「チノを次の獲物にしよう」と決める。

デクスターは首尾よくチノに麻酔薬を打って拘束するが、いざ殺そうという時にチノは意識を取り戻し、テープを引きちぎって逃げてしまう。またしても失敗したデクスターは、がっかりしてリタの家へ向かうが、そこでリタの前夫のポールが死んだと聞かされる。

ポールはずっと、自分は麻薬に手を出していない、デクスターが自分をはめたのだと主張し、刑務所の中からリタに「証拠となる靴を探してほしい」と頼んでいた。リタは靴を見つけたが「渡す気はない」と突っぱね、ポールはその直後に囚人たちのケンカに巻き込まれて死亡したのだった。

帰宅したデクスターを待っていたのは、さらにショッキングなニュースだった。マイアミ沖の海底から、ビニール袋に入れられた大量の死体が引き上げられたという。アイストラックキラーの事件を上回る事件の規模に大興奮するデボラ。それは、デクスターが今まで惨殺して海底に葬ってきた悪人たちの変わり果てた姿だった――。


感想

シーズン1を見てからちょっと間があいてしまったので、冒頭に前シーズンの概要があって良かった。

デクスター、デボラ、ドークス、リタがそれぞれに前シーズンからのわだかまりを抱えた状態で始まった新シーズン。デクスターは、ドークスに監視されているせいかブライアンの件をまだ引きずっているのか、人殺しのカンをなかなか取り戻せない。デボラが同居しているので、血液コレクションや仕事道具をゆっくり眺めるわけにもいかず、ストレスが溜まっている様子。

デクスターが見かけ通りの好青年ではないと気づいているもう1人の人物はポールだったが、こちらはあっけなく死んでしまって「あら?」てな感じ。靴の件でもう少し引っ張るのかと思ったのだけど。

さて、スランプに悩むデクスターをよそに、海底ではとんでもない物が発見されてしまう――デクスターが今までゴミ袋に詰めて投棄してきた遺体の山だが、いったいいくつあるんだ? 画面に映っているだけでも50個はありそうだ。

Yoko (yoko221b) 2009-05-18