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Dexter - Season 4, Episode 2

#38 Remains to Be Seen


概要

事故を起こしたデクスターは救急車で病院に運ばれるが、頭を打った影響で事故の記憶を失っていた。車に積んであったのは殺しの道具だけでゴメスの遺体はない。事故現場付近を捜すが、遺体が放り出された様子はなかった。

マイアミ・メトロ署には新たな「バカンス殺人」の報が入り、早期解決のため警部補のラグェルタが自ら指揮を取る。現場検証中、デクスターは庭のサボテンに血液が付着しているのを発見する。またその後、クインが金庫の現金をくすねるのを見るが、見なかったフリをする。

リサの自宅で30年前に発生した事件では、被害者の夫が逮捕されて刑に服し、現在は出所していた。デボラは被害者の夫エディ・ヌーナンを呼んでランディとともに取り調べる。ヌーナンは「自分は無実だったが、有罪になれば死刑になると思って取引に応じた」と言い、リサ殺しとの関わりを否定。デボラは尋問に応じるヌーナンの様子を見て、緻密な犯行を行うのは無理だと判断する。

アントンと同棲しているデボラは、突然現れたランディに動揺し、彼の部屋をたずねて「ヨリを戻す気はない」と言うが、そこでランディが収集した「トリニティ・キラー」の資料を見て驚く。

「バカンス殺人」で発見されたサボテンの血液は身元不明だったが、デクスターは薬剤耐性の梅毒菌を発見し、そこから容疑者ジョニー・ローズを割り出す。

窃盗現場を見られたクインは、何かと親しげに接するようになるが、デクスターはクインを振り切り再びボクシング場へ。そこで滴下血痕を見つけたデクスターは、ようやくゴメスをサンドバッグに隠したことを思い出す。


感想

とんでもない所で終わってしまった前回の続きで始まり、その謎が解けるところで終わった第2回。ゴメスの遺体は車に積まれておらず、ビニール袋に入っていたのは殺人道具だけ。これも、もし見つかっていればかなり怪しい状況には違いないが、運良く見つからずに済んでいる。まぁどう見ても事故で事件性はないし、デクスター自身も身元は確かということで、荷物までは調べなかったのね。

しかし肝心の隠し場所が思い出せない……というわけで、さすがのデクスターも焦り始めたものの、答は現場にあった。現場の後始末は、どんなに慌てていてもきちんとできるよう、ハリーの教えが身に着いていたということか。それに、急いで薬を買って帰らなければならないのだから、遺体を捨てに行く時間はないし、まさか家に持ち帰るはずもないので、隠すのは当然か。あの現場の片付け、どれくらい時間がかかるのだろう。

さて、ランディ捜査官はトリニティ・キラー(略してトリ爺)の捜査を進め、その一方でトリ爺本人は2人目の標的を定めた様子。

ただし、マイアミ・メトロ署の優先事項はトリ爺よりもバカンス殺人。トリ爺の事件はFBIも連続殺人説を取っていないし(ということはBAUにも話は通じてないんだ)、バカンス殺人の方は観光産業に直接影響があるのでやはり重要。クインは現場で現金を失敬し、それをデクスターに見られてしまう。そういえばクインは前シーズンで内務調査の対象になっていた。あの時の調査員、アマドさんだっけ? また出てくるのかな。他の現場でもやっぱり悪いことをしていたのだろうか。クインの前の部署は麻薬課だから、誘惑も多そうだ。

トリ爺とデクスターの行動はまだ交わらず、トリ爺の犯行の全貌もまだ明らかにならない。

Yoko (yoko221b) 2011-08-01