Dexter - Season 4, Episode 4
リタは子どもたちを連れて親戚の結婚式へ出かけて行き、デクスターは久しぶりに1人の生活を満喫することになる。そこで、「次の標的」としてペンブロークパインズ署に勤務するゾーイ・クルーガー巡査に目をつける。ゾーイは夫と娘を自宅で射殺され、その時に自分も負傷していた。その事件では麻薬ディーラーのダリウス・レイ(後日、別の事件で死亡)が犯人と目されていたが、血痕に不自然な点があり、ゾーイ本人が2人を射殺して工作した可能性があった。
トリニティ・キラーはバーの外でわざと男を挑発して自分を殴るよう仕向ける。
デクスターは、ゾーイが自由になるために家族を殺したものと理解する。ゾーイは家を売ろうとしていたので、デクスターはオープンハウスを利用して家に入り、ディスポーザーに詰められた手袋の切れ端を手に入れる。
ランディの捜査活動はクインから記者のクリスティンに伝わり、新聞の紙面を飾る。トリニティはその記事を読んだ後、昔の犯行現場でランディを見かけ、偶然を装って接触を持つ。ランディはトリニティの様子に何かを感じ、行動を記録する。
デクスターはゾーイを尾行しようとするが、ゾーイはデクスターの正体もその行動も把握していた。暗に脅されたデクスターは逆にゾーイを挑発し、自分を狙って来るゾーイを待ち伏せる。ゾーイの反撃にあうが、何とか注射で眠らせ、いつものようにラップで巻いて惨殺。ゾーイとの格闘の跡を片付けている最中にリタと子どもたちが帰宅する。
デボラはランディと再会して以来動揺を隠せずにいたが、ある夜、意を決してランディの部屋を訪れ、一夜を共にする。だが翌朝、ホテルを出た2人は何者かに撃たれてしまう――。
前回「しっかりしろ~」と思ったら、今回は殺人鬼デクスターが復活。今回の標的は女性警官で、演じているクリスティナ・コックスは「24」の最終シーズンにシークレット・サービスの役で登場していた。確か「NUMB3RS」にも警官か何かの役で出ていたと思う。キリッとした印象の人なので、そういう役が似合うなぁ。今回は警察官だが殺人犯でもあるので「警察官は殺人鬼」というフレーズは彼女の方にこそふさわしい。
ゾーイを手にかける過程でデクスターは、家族を失いたくない、と自覚を新たにする。シーズン3でのプロポーズは借り物の言葉だったけれど、やはりデクスター本人の本当の気持ちとしてリタや子どもたちへの愛着は確かにあったし、家族として生活するうちにしっかりと育ちつつあったのだろうと思う。このような「人間らしい感情」と殺人への渇望が両立できるものなのか? というところが少々疑問ではあるが、「残されて悲しむ人がいない相手」を狙うというようなことは、以前のシーズンで言っていたかもしれない。
さて、デクスターとトリ爺の行動範囲はまだ交わらないままだが、ランディの捜査活動は新聞記事になってトリ爺にも伝わり、こちらの方で少々進展あり。トリ爺は30年前と同じ現場をもう一度回って同じ手口で犯行を重ねているようだが、同じことをするとランディに先回りされてしまう……さて、どうするのか?
と思ったら、ランディとデボラが銃撃されてしまう。撃ったのはトリ爺か、それともバカンス殺人犯なのか?
エンジェルとラグェルタは2人の仲を公表するのしないのでぐだぐだ。この2人のドラマはやっぱり、余計なんじゃないかな……。
— Yoko (yoko221b) 2011-08-06