Dexter - Season 5, Episode 2
デクスターはFBIの事情聴取を受ける。リタが死亡したのはデクスターがアーサー・ミッチェルの家にいた時刻であったため、FBIはデクスターを容疑者と見なしてはいなかったが、トリニティ・キラーとの関連がつかめず不審に思っていた。FBIの捜査は暗礁に乗り上げており、残る手がかりは「カイル・バトラー」だった。
デクスターは子どもたちとともにデボラのアパートに滞在し、新しい家に引っ越すことに決める。大型のトラックを借り、そこに血痕を見つける。「子どもを優先」と、フルタイムパパになる覚悟を決めたデクスターだが、やはり血痕が気になり、そこで女性がひざまずいた状態で殴られて大量に出血したことを知る。最後にそのトラックを借りたのは、清掃局で動物の屍骸を処理するボイド・ファウラーだった。
一方メトロ署の殺人課は、新しい殺人事件を担当。被害者の女性は首を切られて殺された後、目と舌を切除され、ロウソクなどとともに捧げ物のように屋外に置かれていた。現場の近くに住むシーラ・マンツォン巡査は「サンタ・ムエルテ(死の聖人)」というカルト教団と関わりがあるのではないかと口にする。
その後、ショットガンで頭を撃って死亡した男性が自宅で発見される。氏名はフランシスコ・アルファロで、首を切られた女性の夫であることがわかる。男が妻を殺して自殺した可能性が考えられたが、彼らの自宅に「サンタ・ムエルテ」と関係のある物はなかった。
アスターはデクスターに怒りをぶつけ「祖父母と暮らしたい」と言う。コーディはデクスターから離れることを嫌がるが、デクスターは「2人は姉弟なのだから離れてはいけない」と説得して送り出す。
エンジェルはマスオカとバーで飲み、同僚刑事からラグェルタについて下品な冗談を言われてケンカ騒ぎを起こす。
デクスターはボイドを尾行し、彼が池にドラム缶を投棄する所を見る。中に入っていたのは女性の遺体だった――。
「前シーズンのフィナーレ」がようやく終わって新しいシーズンが始まったかな。メトロ署は「サンタ・ムエルテ」、デクスターはボイド・ファウラーという新しい事件に取り組み始める。どちらの事件もグログロ。
さて、このあたりで前シーズンからの「積み残し」事項を整理してみよう。
まず、リタの事件はトリニティの犯行ということに断定されたようだ。犯行時刻も、デクスターがミッチェル家にいた頃だとわかる。クインが何か疑い始めているようなのが気になるといえば気になるのだが……。
アスターとコーディはあっさり祖父母の家へ行ってしまう。これもまぁ、ストーリーの都合上その方がすっきりして良いかも。
デボラがデクスターとブライアンの関係を知ったことと、リタの最初の結婚の話は特に言及なし。何となくこのまま忘れられそう(忘れた頃に蒸し返されるか?)。
エンジェルはラグェルタの預金高を気にしたりと、結婚してから少々つまらないキャラになっていないだろうか。前シーズンでもたいがいウザかったけど、この2人に加えて今シーズンはデボラとクインまで変なことになっているし……。「デクスター」は CSI のような procedural とはちょっと違うドラマなので、キャスト同士の恋愛についてあまり声高に反対したくはないのだけど、やっぱり今のエンジェルはあまり好きじゃないなぁ。ラグェルタと結婚する前の方がずっと良かったと思う。そんなことより今は事件の話をしようよ。始まったばかりなんだしさ。
— Yoko (yoko221b) 2011-12-26