45. Skin Deep (はかなき美貌)
写真家の男性が自宅で刺殺される。被害者は本業の傍らに売春斡旋業も営んでおり、アポイント記録から元モデルの売春婦に疑いがかかる。
46. Conspiracy (リーダー暗殺)
アフリカ系人権運動のカリスマ的指導者が、演説会で銃撃され死亡。誰も犯行の瞬間を見ていなかったが、銃を持った白人男性が現場から逃げるところが目撃されていた。
47. Forgiveness (身勝手なざんげ)
女子学生がパイプで殴打されて殺害される。被害者にはメキシコ系移民の恋人がいたが、両親は交際に反対していたという。
48. The Corporate Veil (ファミリー・ビジネス)
運転中の若者が突然心臓発作を起して死亡する。彼は心臓に疾患がありペースメーカーを使用していた。そのペースメーカーの出所をめぐり、状況は二転三転する。
49. Wedded Bliss (ドレスに潜む闇)
河で少女の遺体が発見される。その近くでは少し前に、同年代の少年が同じ手口で殺害・遺棄されていた。さらに、縫製工場を調べていた衣料産業調査官が殺害された事件も関連があるとわかる。
50. Helpless (屈せざる女)
精神科医のオリヴェット医師が婦人科の診察でわいせつ行為を受ける。だが起訴して有罪に持ち込めるだけの材料はなく、オリヴェットは思い切った手段に出ようとするが……。
51. Self Defense (撃つ権利)
射殺された若者2名の遺体が発見される。彼らは貴金属店に強盗に入り、店主に撃たれたのだった。店主は正当防衛を主張し、近所の商店主たちは彼の行為を賞賛する。
52. Prince of Darkness (闇の魔王)
レストランでディナーを楽しんでいた若い夫婦が射殺される。被害者は旅行会社に勤務していたが、それを隠れ蓑に薬物取引に関わっていたという疑惑が生じる。事態は二転三転し、恐ろしい結末を迎える。
53. Point of View (揺らいだ中立性)
路上で男性が射殺される。ローガン刑事は新しくブリスコー刑事とパートナーを組み捜査に当たる。やがて発砲した女性が判明するが、彼女は正当防衛を主張。オリヴェット医師は彼女の供述を信じ、ストーン検事と対立する。
54. Consultation (親切な領事)
ナイジェリアから到着したばかりの妊婦が、タクシーの中で急に苦しみ出して死亡する。彼女は麻薬の運搬係で、飲み込んだ袋が破れて過剰摂取を起こしたのだった。
55. Extended Family (証言台の天使)
7歳の少女がデパートで子守とはぐれ、行方不明になる。その後、子どもを連れて行ったのは実母であるとわかるが、彼女は父親が娘を虐待していたと主張する。
56. Right to Counsel (高みからの転落)
高級住宅に住む年配の女性が自宅で殺害される。彼女には親子ほど年の離れた若い恋人がおり、彼に多額の遺産を残すという遺言を書いていた。
57. Night and Fog (ホロコーストの生き残り)
年配の女性が自宅の寝室で死亡する。当初は妻の自殺を夫が幇助したと思われたが、この夫婦の間には、ナチスの強制収容所から生還した過去に関する複雑な背景があったことがわかる。
58. Promises to Keep (秘められた思い)
若い女医が公園で絞殺死体となって発見される。被害者の恋人が疑われるが、オリヴェットは彼がセラピストに操られていたのではないかと疑う。
59. Mother Love (母の愛)
アパートの一室で若い女性が射殺される。被害者は、高校時代は優等生で将来を嘱望されていたが、その後麻薬をおぼえて自堕落な生活をするようになったという。
60. Jurisdiction (裁きの権限)
看護師2名が寮の部屋で刺殺される。最近ブルックリンでも同種の事件があり、同一犯人によるものと思われた。その後ブルックリンの警察は、精神遅滞障害を持つ男性を逮捕して自供させる。
61. Conduct Unbecoming (パーティーの代償)
海軍の士官や水兵たちがホテルで乱痴気騒ぎを演じている最中、若い女性の遺体が発見される。被害者は女性士官で、傷口の様子から他殺が考えられた。
62. Animal Instinct (愛の幻想)
女性生物学者が研究室で殺害される。最初は過激な動物愛護団体の犯行と思われたが、調べていくうちに夫とその愛人という三角関係があるらしいとわかる。
63. Virus (コンピューター・ウィルス)
糖尿病の専門病院で、一晩に6名の患者が同時に低血糖症を起こし、2名が死亡する。検死医は、血糖値の下がり方が異常だと指摘する。調べてみると、血糖値を測定するプログラムに異常があったとわかる。
64. Securitate (秘密警察)
家具店の店主が、射殺された後に車で引きずられて路上に投げ出される。被害者はルーマニアの出身で、彼の兄はかつて秘密警察に所属し、大勢の人々を拷問し処刑してきたという。
65. Manhood (無情という名の動機)
パトロール警官が銃撃戦に巻き込まれて殉職。応援の警官たちは場所を間違えて間に合わなかったというが、ローガンは「警官が近くで待機していた」という情報を得て不審に思う。
66. Benevolence (行きすぎた献身)
女子学生が路上で絞殺される。彼女は聾者で、耳の治療をめぐって同じく聾者である恋人と意見が合わず対立していたという。