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Law & Order - Season 4, Episode 6

#72 Pride and Joy


事件概要

People v. Sean McKinnon (判事:Manuel Leon)

アパートの管理人、フランク・マッキノンが路地で頭を強打されて死亡。アパートのボイラー室を出てすぐの場所で、窓が破られた形跡があったため、最初は強盗を撃退しようとして殺されたものと思われたが、手口や犯行時刻などに不自然な点があった。

フランクの娘モーリーンには補導歴があり、やはり万引きや傷害での補導歴がある少年と交際していた。兄のショーンは成績優秀で両親のお気に入りだが、反対にモーリーンは父親と不仲だったという。刑事たちは、フランクが娘を虐待し、恋人のミッチが復讐したのではないかと疑う。だが調べてみると、虐待に遭っていたのはフランクの方だった。フランクは1年半の間に骨折や火傷で4回も病院に行っていた。

現場の窓がフランク殺害後に内側から破られていたことがわかり、現場をもう一度調べ直すと、フランクが建物の中で撲殺され、遺体を引きずられた形跡が発見される。ショーンがフランクに暴力を振るった挙句に殺害したことがわかり、ショーンは逮捕され第2級謀殺罪で起訴される。

ショーンの母親は、フランクがショーンを虐待し、ショーンは自分の身を守っただけだと主張する。フランクが何度も病院に行っているという指摘に対し、ショーンも何度も怪我をしたと言うが、1件は治療記録のみで状況を確認できず、もう1件はバスケットボールの練習中にぶつかっただけの事故だとわかる。オリヴェットはショーンに面接し、「ソシオパス」と診断。母親は「自分がモンスターを育ててしまった」という認識に向き合えないでいるのだろうと判断する。

モーリーンだけは「父は誰も殴ったことはない」と主張する。モーリーンは事件以来、母方の叔父の家に泊まっていた。モーリーンは、ショーンが家庭で支配的に振る舞い父親を殴っていたことを証言するが、母親は娘の証言を否定し「娘は嘘をついています」と証言する。ストーンは、ショーンが父親を撲殺した後、遺体を引きずって移動したり、窓ガラスを割って偽装工作をしたことや、彼が父親の職業を恥じていたことなどを尋問で指摘。ショーンは有罪の評決を受ける。


感想

親が子を虐待する話は見ていて辛いが、逆は逆で嫌なもんだな~。さらに母親は息子をかばおうとするあまりに、娘を嘘つき呼ばわり。「自分がモンスターを育ててしまった」ことは認められなくても、「嘘つきの不良娘を育ててしまった」はオッケーなのか。おそらく、優秀な息子は今まで母親の自慢で「私がこう育てた」と誇りに思っていたわけだから、それを今さらひっくり返すわけにはいかないのだろう。逆に不良娘は勝手に不良になっていたわけだから、今さら罪状が多少増えたところで気にならない、というところか。

Yoko (yoko221b) 2008-12-17