Without a Trace - Season 2, Episode 22
ウェストポート大学でフットボールのコーチを務めるジミー・クーパーが失踪。携帯電話もクレジットカードも2日間使用された形跡がなく、大学の警備に匿名で失踪が通報されていた。自宅のパソコンには、書きかけの辞表があり、留守電には安否を尋ねる女性の声。声を比べると、通報した人物と同じだった。
ジミーはコーチとして実績があったが、今シーズンに入って突然方針を変更。大学生でありながらろくに勉強もできず、贅沢を許されている選手たちに業を煮やし、真剣に勉強をするようにと言い出したという。脚を痛めてからコーチの自宅に下宿するようになった選手のエヴァン・ヤングは、現在競技協会に復帰申請中。ジミーからは「プロになれたとしても選手生命は短い。人生設計を考えろ」と言われていた。
調べを進めると、寮でのドラッグパーティーやギャンブラーへの情報提供など、数々の腐敗が明らかになる。ジミーは規律を守らない選手を次々に出場停止にしていた。そのせいで、今季のチームの成績は急に低下していった。フットボールの試合には巨額の金銭が動く。大学側は、ジムの方針を当然快く思っていなかった。
パーティーを主宰した選手パトリックが、実はジミーの子だった(母親が元恋人だったが、ジミーは彼女が出産していることを知らなかった)ことがわかり疑いがかかる。だがパトリックは自分の出生を知らず、ジミーに対してもただ純粋にコーチとして「試験は身代わりを使わず自分で受けたい」と相談していただけだった。
大学の電話システムが旧式だったため、通話の特定が難航していたが、匿名の女性は大学の体育局局長の妻リリー・ギャレットと判明。ジムとは不倫の関係だったため、名乗らなかったのだ。ジミーは電話でリリーに別れを告げ、その後に失踪したのだった。
警察犬が動員され、ジミーが最後に電話をかけた公衆電話から行方をたどる。その一方で、エヴァン・ヤングが競技協会から復帰申請を却下されていたことがわかる。プロ選手の道を閉ざされたエヴァンはコーチに相談しに行ったが、部屋で見つけたものは書きかけの辞表。焦ったエヴァンはジミーを探し「自分はどうなるんだっ!」と争い、はずみでジミーを殴り死なせてしまう。ジミーの遺体は森で発見された。
ううう、どうしよう。もうずっと何話も続けて暗い話ばっかりじゃん! 失踪者が亡くなったり、生きていてもボロボロになっていたり、すっきりしない終わり方だったり……しみじみと良い感じの終わり方をしたエピって、6話前の「22歳の笑顔」が最後だよ。もうそろそろ明るく終わってくれ~。
このエピソードでは、マリア・マローンがシカゴのオフィスに栄転が決まったと言い出す。ジャックもそれに応じてシカゴへの転勤を希望するが、管理職のポストはなく、ヒラの捜査官になってしまう。それでも、家族のために敢えてポストを捨てようと覚悟するジャック。彼のシカゴ行きがどうなるか、というのがラストへ向けてのサイドストーリー的に展開していくわけなのだが……このへんは、もうシーズン3を先に見ちゃった状態で見ているので感想は自粛。
— Yoko (yoko221b) 2008-06-16