Without a Trace - Season 4, Episode 17
新聞に人生相談のコラムを執筆しているレイチェル・ギブソンが失踪。レイチェルは広場恐怖症で、この2年間自分のアパートから1歩も外へ出たことがなかった。アシスタントのビアンカは、レイチェルの相手はストレスがたまるからと、仕事を辞めようとしていた。近所に住む少年は、「オレンジ色の服を着た男」にレイチェルが無理やり連れ去られるところを目撃していた。
レイチェルにストーカーがいたらしいとわかるが、捕まえてみると幼馴染のピーター。2人は十代の頃、夜中にボーリング場へ忍び込んで遊んでいた。だがある夜、ピーターは家にビールを取りに帰ったところを親に見つかってそのままレイチェルを置き去りにしてしまい、その後レイチェルはピーターに口をきかなくなったという。
「オレンジ色の服の男」は、クリーニング店に勤めるウェイ・ファンと判明。レイチェルはその店員に50ドル支払い、「行きたい所があるが、自分から外に出ることはできないので、無理やり連れ出してほしい」と頼み込んでいたのだ。ウェイはレイチェルをタクシーに乗せたと言い、タクシーが彼女を降ろした住所を調べると、そこはビアンカの実家だった。
ビアンカが辞めようとした本当の理由は、レイチェルを愛してしまったことだった。そしてレイチェルはビアンカのために父親へのプレゼントを渡しに行った。ビアンカは、レズビアンをカミングアウトしてから父親と疎遠になっており、泣きながら電話しているところをレイチェルに見られていたのだ。レイチェルは、ビアンカが父のために用意したプレゼントを届けに行ったものと思われた。
ビアンカの父親はマフィアの大物ドン・マルチェロ。レイチェルは確かにマルチェロのもとへ来たが、マルチェロは「外に出られもしない女を娘の相手として認めるわけにはいかない」と言っていた。レイチェルはボーリングのことをつぶやきながら出て行ったという。ダニーとマローンは、レイチェルが昔遊んでいたボーリング場へ向かう。
レイチェルはレーンの下に横たわっていた。あの夜、ピーターが帰った後、レイチェルはひとりでゲームをしていたが、ピンとボールが途中でつかえてしまったので、手で動かそうとした。そこで突然動き出した機械に巻き込まれ、真っ暗なレーンの中に8時間も閉じ込められたのだという。マローンは、とにかく外へ出てビアンカに告白しろと説得。
外へ出たレイチェルはビアンカと抱き合い、やって来たマルチェロやその部下、警官らは2人を祝福して仲良くボーリングを始める。
あっはっは、何なのこのエピソード……。いやー、最近暗いエピや悲惨な結末が多かったから、こういうフザけた感じのもたまには良いかなって感じ。レイチェルの失踪も、真相がわかってみれば事件性はなかったわけだし、ビアンカとパパの間のわだかまりも解けて、めでたしめでたしって所ね。
最後は皆でボーリングを始めちゃって、何だかミュージカルみたいだなぁ。ジャックとダニーの変な(失礼)デュエットもあったし(ジャックはじゃんけんが弱いらしい)。覗き窓から始まって覗き窓で終わるという画面構成も良かったと思う。
マーティンも今回は何事もなく捜査にあたっていたけれど……ヤク中アークは、やはり1回おきなのか。
— Yoko (yoko221b) 2009-05-03