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BONES - Season 1
#2 The Man in the S.U.V.
- 邦題:「自爆テロリストの真実」
- 脚本:Stephen Nathan
- 監督:Allan Kroeker
- 初回放映:2005-09-20
事件概要
ハミッド・マズルク事件
カフェの前に停車した車が爆発炎上し、合計19名の死傷者を出す。車に乗っていたのは、アラブ・アメリカ友好協会のメンバーで政府顧問でもあるハミッド・マズルク。ハミッドが自爆テロを行ったことがわかれば国防上の大問題となるため、国土安全保障省の依頼によりブレナンが遺体の身元鑑定を行う。
ブレナンは回収した遺体とハミッドの医療記録を照合し、本人と同じ特徴を備えていることを確認。バラバラになった頭蓋骨は「勉強のため」と研究員のザック・アディに復元を任せ、ブレナンは「爆死したのはハミッド本人」と結論づける。しかし爆発の状況から自爆ではなく誰か他人が爆弾をしかけて殺害したものとわかる。
ザックの頭蓋骨復元は難航するが、それは骨量が一定でないためだった。ブレナンはハミッドの医療記録から皮膚疾患があったことに気づく。弟のファリードにも同じ症状があり、遺伝的なものと思われていたが、実は毒物を摂取したためだった。遺体の「処理」に使用したハラジオカツオブシムシを分析すると、ハミッドがダイオキシンを摂取していたことがわかる。
ホッジンスは爆発物を再現し、絶縁体に使われた物質を特定。それはPyrobar®といい、20世紀初頭に建材として使用されていたものだった。Pyrobar®が使用された建造物は、ファリードが居住する地域に集中している。ブレナンとブースはファリードの自宅に向かい、爆発によってダイオキシンを撒き散らす危険な爆弾を製造していた証拠を発見する。ファリードはテロを推進する過激派の思想に染まり、自宅で爆弾を製造し、証拠を消すために兄を殺害したのだった。ファリードが爆弾を持って出かけたことがわかり、対象になりそうなイベントを探すと、その日の夕方から平和会議が行われることがわかる。ブレナンとブースは会場へ急行し、ファリードを発見。ブースが彼を射殺し、ダイオキシン汚染は避けられた。
感想
虫だ~虫だ~虫がいっぱいだ~♪
カツオブシムシとか聞くと、どうしてもグリッソム主任の楽しそうな顔が浮かんで困る。
爆発現場はアンジェラが逃げ出すほど凄惨なはずなのに、それほど嫌悪感を感じずに見ていられたのは、やはり「作り物」っぽい印象をどこかで感じていたせいだろう。これは放送時間も早いみたいだから、「いかにもな作り物ではないけど、あまりリアルすぎもしない」という印象を狙った造形を工夫しているのかな?(単に私がCSIの見過ぎなだけかも)
「骨」ベースで話を進めるといっても、毎回身元不明の白骨死体を復元するというわけではないようだ(それだとワンパターンだものね)。今回は、本当にその人かどうかを照合することから始まって、いつの間にか殺人事件の捜査になってしまった。前半はアンジェラの仕事がないせいか、何だかゴチャゴチャと無駄話してたな。いきなりブースの彼女とか出てくるし。
ブレナンとブースには、変に恋愛感情など起さず、仕事仲間、あるいは漫才コンビの関係を保ってほしいなと思うのだけど、どうだろう。
それにしても、ホッジンスは虫男のはずなのに、爆弾の復元までやってしまうのか。それって普通に専門外というか、爆弾処理班が破片をすべて回収して分析しなければいけないのでは?
— Yoko (yoko221b) 2008-09-08