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BONES - Season 1
#11 The Woman in the Car
- 邦題:「守りたいもの」
- 脚本:Noah Hawley
- 監督:Dwight Little
- 初回放映:2006-02-01
事件概要
ポリーナ・デッカーおよびドノヴァン・デッカー事件
車の中で焼け焦げた遺体が発見される。子供用の靴とリュックが見つかり、誘拐の可能性が考えられたため、FBIが出動する。車はナンバープレートが取り外されたため、すぐには身元がわからない。人種と歯の処置跡から、東欧からの移民が考えられた。データベースと照合した結果、ロシア出身のポリーナ・セルノフと判明。94年に妹のマリアとともに入国し、カール・デッカーと結婚し、息子ドノヴァンを儲けていた。
ポリーナとカールは離婚して別々に暮らしていたため、ブースとブレナンはまずカールの自宅へ向かうが、長期間留守にしていた様子だった。ブースは不審な車を発見して取り押さえようとするが、それは連邦保安官だった。カールは重要事件の証人として大陪審で証言する予定だったため、保護下に置かれていたのだ。カールは、KBCシステムズという会社が欠陥品の防護服をイラクに送ったと内部告発していたのだ。
肺と歯の状態から、ポリーナは拷問を受けて何度も感電させられ、死後に焼かれたことがわかる。ポリーナの妹は「姉はモーテルの領収書を見つけて夫の浮気を疑っていた」と言うが、そのモーテルの監視ビデオを調べたところ、一緒にいたのは連邦検事。検事の話によると、カールは息子と連絡が取れなくなって姿を消したという。
妻を殺され、息子をさらわれた男ならどう行動するか――そう考えたブースはブレナンとともにKBCシステムズへ向かう。そこではカールが社長に銃を突きつけて「息子の解放を指示しろ」と脅していたが、ブースに銃を向けられて投降。
被害者が犯人の耳らしきものを噛み切っていることがわかり、そこから分析を進めた結果、犯人は南アフリカから来た可能性が高いとわかる。一方、ブースの元へは「手を引け」という警告とともに子どもの指が送られてくる。犯人の潜伏場所は閉鎖されたガソリンスタンドか整備工場とわかる。ポリーナの携帯電話の電波から地域を絞り込み、ブースとブレナンは郊外の廃工場へ向かう。ブースはSWAT部隊とともに突入し、無事にドノヴァンを保護。
感想
うわー何だかえらくカッコいいじゃん! ブース!
ブースはカッコ良すぎないところが良いと思っていたけど、カッコいいブースも意外に(失礼)良いな。SWATと一緒に突入しちゃうし。でもヘルメットもかぶらず防弾ベストだけで大丈夫? 主役だから顔を隠すわけにはいかないのだろうか。
冒頭でブレナンのインタビュー場面があって、その後に「TVのインタビューは初めて」という会話があった。前回のエピでハリウッドの番組に出ているので初めてじゃないはずなのだが……生放送が初めてという意味かもしれないが、やはり放送順序変わってる?
事件は、めずらしく被害者を生きたまま救出。クリスマスエピで息子の存在が明かされた時は正直、ちょっと唐突すぎない? 何でいきなり息子? と思ったものだが、このエピを見てパーカーの存在がブースの人物描写に良い感じに作用しているな~と好感を持った。
さて、捜査の合間に、研究員たちは政府の役人ピカリングによる面接を受ける。国家機密に関わる事件や資料を扱うこともあるため――ということらしいが、ホッジンスは対象外。親戚が重要な地位に就いているから免除ということで、ホッジンス、研究所にいることバレてるやん! 以前のエピでは、親族に顔を見られるのを嫌がってパーティを欠席していたのに(意味ねー!)。まぁ、でも論文とか学会発表とかで名前が出る機会はいくらでもあるわね。
しかしこの面接は、ブレナンに対して「キューバのホアン・グズマン」のことを聞いた途端に終了。その名前を聞いたブレナンがどこかに電話した結果、その電話の相手の指示で、面接の中断だけでなく他のメモまですべて破棄するという徹底ぶり。この電話の相手は? ピカリングの表情から察するに、国務長官か大統領の補佐官クラスか。グズマンの件も後のエピで登場するのだろうか。
— Yoko (yoko221b) 2008-09-19