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BONES - Season 2, Episode 8
#30 The Woman in the Sand
- 邦題:「砂漠に捨てられた女」
- 脚本:Elizabeth Benjamin
- 監督:Kate Woods
- 初回放映:2006-11-08
事件概要
ウィルヘルミナ・モーガン
ネバダ州の砂漠で白骨死体が発見される。マフィア犯罪を追及しており5年前に失踪した連邦検事のメイソン・ロバーツと思われたため、ブースとブレナンが現場に呼ばれる。ブレナンは、骨を狙わないはずのハゲワシがいることに気づき、そこから第2の遺体を発見。
第2の遺体は若い女性で、ロバーツ検事と同じように撲殺されて遺棄されていたため、同一犯の可能性が考えられた。遺体には怪我と回復の形跡がいくつもあったこと、補聴器をつけていたことから、虐待を受けていた可能性があった。補聴器の製造番号から、被害者はネバダ州在住のウィルヘルミナ・モーガン、通称ビリーと判明。
だが、指の防御創と残留していた薬物から、ビリーは虐待の被害者ではなくボクサーと判明。しかも、グローブも防具もつけずに殴り合う、非合法なアングラ試合で対戦していたものと思われた。ビリーは借金のかたに違法なファイトクラブに出場していたのだった。
ブースとブレナンはファイトクラブに潜入し、ビリーの対戦相手のマリソルを探し出す。一方、ホッジンスは検事とビリーの両方の遺体に付着した虫から同じ物質を検出。外用薬として使用される松の木の油だった。
マリソルの身柄はジェファソニアン研究所に送られ、そこで2人の怪我の状態から試合の流れを再現。だが、ビリーの死因は試合での負傷ではなく、検事と同じくバットで殴られたこと。マリソルの供述から、ビリーが自分に賭け、試合後に「ヤバい連中に連れ去られた」ことがわかる。選手自身が賭けることは、小額なら見逃してもらえるが、大金を賭けると目をつけられるらしい。
なりゆきから闇試合に出場することになったブースは、元ボクサーのジョー・ノーランが皮膚炎にかかっていることに気づく。パインオイルの配合された薬は皮膚炎にも使用される。ブースの説得で、ジョーはカジノ経営者のピート・アルノとその息子ニックが2人を殺害し、自分が遺体を遺棄したことを認める。
感想
ラスベガスでおとり捜査! 今回のエピソードは、見慣れたベガスの空撮映像が挿入されるたびに、頭の中で “Who Are You?” が流れてきて困ってしまうほど。砂漠で死体で虫ですよ! グリッソム主任~!
ベガスとくれば当然カジノ。前シーズンの終盤で唐突に持ち出されたブースの「ギャンブル中毒」がどのように生かされてくるのかと思ったら、あまり印象に残らなかった。というか、その後のファイトクラブの対戦で全部吹っ飛んじゃった感じ。「クララ・ボウ」風のブレナンもいつもとは別人のよう。
ベガスのギャンブルや地下試合に関するあれこれは面白かったのだが、事件の方はいささか「解決部分を急いでくっつけました」感が……。
ところでザックは博士論文をちゃんと書いているらしい。ということは、今シーズン中に彼はドクターになってしまうのだろうか。それはいいけどその後はどうなるの?
— Yoko (yoko221b) 2008-10-17