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BONES - Season 2, Episode 20
#42 The Glowing Bones in the Old Stone House
- 邦題:「光る骨」
- 脚本:Stephen Nathan
- 監督:Caleb Deschanel
- 初回放映:2007-05-09
事件概要
カーリー・ヴィクター
古い山小屋の中で光る骨が発見される。放射能の危険があったため、ブースとブレナンは防護服を着用して遺体を確認するが、現場に放射能汚染はなかった。被害者はまだ若い女性、争った末に刺殺された痕跡があり、死後約48時間と判明。遺体は大半がネズミに齧られていたが、皮膚が残っていた左手から指紋を調べた結果、有名シェフのカーリー・ヴィクターとわかる。
カーリーの夫ダンは彼女が失踪したことを隠して、いつものように店を開いていた。カーリーは親友で共同経営者のアビー・シンガーと一緒に泊りがけで出かけることが多かったので、今回もそうだと思っていたという。アビーも現在は行方がわからず、恋人のベンは州兵で演習に出かけていた。
骨が光っていた理由は発光バクテリアのためだった。これは魚介類につく細菌で、カーリーの刺し傷から体内に入り込み、死後に肉が除去されたため、骨に残った菌が露出して光って見えたのだ。カーリーの旧友には寿司職人がおり、調理方法を教えた時に手を切り、その時に菌が入ったものと思われた。その寿司屋の包丁は、カーリーの左手の切り傷とは一致したものの、胸の刺し傷や防御創とは一致しない。
その後、アビーの車が谷で発見される。本人は車のトランクに入れられていた。アビーは「覆面をした男に襲われた」と言うが、詳細は覚えていない様子。ホッジンスはトランクから小さな白い破片を発見し、セラミック包丁の欠片であることを突き止める。車内には血痕と情交の痕跡があり、DNAによりカーリーとベンが関係していたことがわかる。ベンがカーリーをレイプして殺害したことが疑われるが、犯行現場を再構成してみた結果、カーリーを刺したのはアビーの方だったことがわかる。アビーはベンとカーリーが浮気したことを知って怒り、カーリーを刺殺。その後、遺体を小屋に運び、自分は車のトランクに入って「被害者」として発見されるのを待っていたのだった。
感想
冒頭で青白く発光する骨を見た時は、「前回の宇宙人ネタに続けて、今回は放射能ネタ?」と、またSFちっくな展開を期待してしまったのだが、今回も発光自体はあまり大きな意味はなかったのね。いや事件ではなくホッジンスのメッセージの伏線として意味があったのか。ブースとブレナンが防護服のマスク部分をごっつんこさせている場面が可愛かった。
前回あたりから事件にようやく「骨」要素が戻って来たことは喜ばしい。あとは、その要素が事件の重要な解明要素として、もう少し活用されれば文句ないのだが。
ホッジンスとアンジェラは結局結婚するのか……来週、ということはフィナーレでウェディングなのね。一方でブースはブレナンの自宅で手料理(チーズマカロニ)? 来シーズンから副題が「恋の法人類学」とかになっていたらどうしよう。
TV.comによると、寿司屋でブースが食べていたのは本当は寿司ではなくフルーツとのこと。はっきり映らなかったが、確かにトロやウニにしては色が薄いなと思った。日本人から見ると微妙な寿司屋だが、これはまぁ……マシな方だよね。女体盛りが出なくて良かった。ブレナン先生は「売れそうなところをつまみ食いしているだけ」とお怒りだが、日本にある安易な「外国文化」も同じように言われてしまうだろうか。