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BONES - Season 3, Episode 4
#47 The Secret in the Soil
- 邦題:「土の中の秘密」
- 脚本:Karine Rosenthal
- 監督:Steven DePaul
- 初回放映:2007-10-23
事件概要
フランク・カーティス、エマ・ビリングス
閉鎖された病院の近くで、男性の遺体が発見される。遺体は腐敗がかなり進んでいたが異常に温度が高く、計測してみると53℃もあった。遺棄される間に調理された可能性があった。氏名はフランク・カーティス。自然食品のチェーン店の経営者で、積極的に有機農法を奨励して資金援助もしていたが、有機にこだわるあまり、それに抵抗する農家に圧力をかけたり農業を妨害したりして恨みをかうこともあったという。
遺体の皮膚には別の遺体と密着していた形跡があった――すなわち、第2の被害者がいた可能性が高い。パイナップルに寄生する虫が発見されたため、ブースとブレナンは南国フルーツを栽培しているリンドン・ペイジの農場へ向かうが、そこに遺体を置けそうな場所はなかった。だが、ペイジがゴミ処理を依頼している堆肥化施設が近くにあり、その堆肥の中から若い女性の遺体が発見される。発酵中の堆肥は最高で77℃にもなり、フランクの遺体が発熱していた説明もつく。女性の死亡時期はフランクが死んだ前日。頭部には傷、肋骨には心肺蘇生術を試みた形跡が残っていた。
フランクには「事務所」と称する別宅があり、そこへ行ってみるとコーヒーテーブルの角に血液が飛び散った跡が発見される。また、現場には竹のフレームを使ったサングラスが落ちていた。そこにあった写真とレシートから、第2の被害者がエマ・ビリングスであったことがわかる。エマはニュージャージーにあるフランクの店でレジ係をしていたが、ストーキングに遭って身を隠していたのだった。
フランクは浮気ぐせで有名だったため、エマは最初愛人と思われていたが、DNA鑑定の結果、フランクとエマは親子であると判明。
エマが死亡したのは、テーブルの角に頭をぶつけ、首の骨を折ったことによる事故死とわかる。フランクの刺し傷は腐敗が進行していたため特定に難航するが、映像で再現して精査した結果、三つ又の熊手(ピッチフォーク)で刺したものと判明。
現場には堆肥化施設のトラックが出入りしたことが目撃されていた。また、現場に落ちていたサングラスは、堆肥化施設で働くチャーリーがフランクからもらったもの。チャーリーはフランクの娘キャットと交際していたこともあった。犯行に使われたピッチフォークが見つかり、チャーリーは2人の殺害で逮捕される。だがエマの爪の下に残っていた組織はチャーリーではなく、エマと血縁関係のある女性のものであった。
キャットは、エマを父親の浮気相手と思い込み、父親の別宅で彼女を待ち受けた。帰宅したエマが驚いて争いになり、エマは転倒して頭をぶつけて死亡。キャットはチャーリーに助けを求め、チャーリーは遺体を処理場へ運んだが、その時にサングラスを置き忘れた。それに気づいたフランクが処理場に来てチャーリーと争いになり、はずみでピッチフォークが刺さりフランクも死亡。2人の遺体はそのまま処理場に置いていたが、遺体がないと死亡保険金が受け取れないため、発見されやすい場所にフランクの遺体を移したのだった。
感想
ありそうでなかった(と思う)、原題直訳の邦題。「直訳に近い」ものはあったかな。
オーガニック農法は確かに環境にも身体にも良さそうな印象があるが、地球に優しくても周囲の農家に優しくないのはちょっと迷惑かも。オーガニックへの転向に援助するのは良いが、転向しない農業を妨害するのは困るよね。しかも本人が、およそ地球に優しくないエアコン完備の豪邸住まいとあっては。
事件としては、証拠を集めてみたらわかりました、という単純なものだったかな。
ところでスイーツ博士は、ブースとブレナンのカウンセラーだったのね。視聴の順番が前後して次の「ハロウィーンの悪夢」を先に観てしまったのでプロファイリング専門かと思った。あるいは兼任なのかも。うーん、でもカウンセラーとしては、前シーズンに登場したゴードン・ゴードン・ワイアット先生の方が良かったなぁ。
— Yoko (yoko221b) 2009-03-24