Table of Contents
BONES - Season 3, Episode 13
#56 The Verdict in the Story
- 邦題:「真実が裁かれるとき」
- 脚本:Christopher Ambrose
- 監督:Jeannot Szwarc
- 初回放映:2008-05-05
事件概要
ロバート・カービー
ブレナンの父、マックス・キーナンがFBI副長官のロバート・カービーを殺害した事件の公判が開かれる。ブースとブレナンは公判が終わるまで一緒に捜査することはできなくなった。
検察側の証人として、ブースやホッジンスたちは次々に証言を行うが、アンジェラだけは「ブレナンは親友だから」と証言を拒否し、法廷侮辱罪で逮捕されてしまう。
弁護側では、以前にザックの後任候補だったクラーク・エディソンが証拠の鑑定を行い、ザックの判断ミスを発見する。被害者は銅のパイプで頭部を刺されて殺されており、ザックの鑑定によりマックスが使っていたパイプが凶器と判断されていた。しかしクラークが頭蓋骨を食紅で染色した結果、骨にはヒルトが当たった痕跡が残っていたのだ。つまりパイプは凶器ではないことになる。
ブースとザックは改めてブレナンの自宅を家宅捜索し、銅製のナイフを発見。これが凶器だと断定される。
凶器であるナイフを使用することができ、証拠から導かれた「ブレナンの自宅、神学校、遺体の遺棄現場」の3ヶ所に行ったことがわかっており、かつ動機のある人物。弁護人は、マックスだけでなくテンペランスにも犯行が可能だったことを指摘し、検察側の主張に「合理的な疑いがある」ことを主張。マックスには無罪の評決が下される。
感想
シーズン1の時にも感じたことだが、このシリーズの法廷場面にはどうも違和感を感じてしまって居心地が悪い。本物っぽくないというか……いや実際に本物の連邦裁判所を見たことがあるわけじゃないし、どんなドラマだって多かれ少なかれ演出はあるはずで、本物と同じであろうはずもないのだけど。尋問する時に、証人たちが交互に答えるという画面構成のせいだろうか(普通は1人ずつまとめて尋問するはず)。
FBI副長官殺害事件の被告人が無罪になったことで、ジュリアン検事には失点になったかな。また、ザックも思わぬ所でミスを暴かれてしまった。事件のエピソード(シーズン2「過去からの告発」)はカービーが殺された所で話が終わっていて、その捜査がどうなったのかは語られていなかったが、おそらくブレナンは事件関係者ということで捜査に加わらず、鑑定はドクターになりたてのザックが行ったのだろう。ザックにとっては、法人類学博士として初めて担当した事件だったはず。
弁護側の専門家証人になったのは、1話でザックに後任に決まりかけていたクラーク。WATのエピソードでは救命士の役だったので「人を救ったことがある」という台詞に妙に納得してしまった。
それより冒頭でブレナンが大笑いしていた事件の顛末が気になる。いったい何がどうなってこんな状況に?