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BONES - Season 4, Episode 19
#77 The Science in the Physicist
- 邦題:「天才物理学者の誤算」
- 脚本:Karina Csolty
- 監督:Brad Turner
- 初回放映:2009-04-09
事件概要
ダイアン・シドマン
空き地でゴミ袋に詰められた遺体が発見される。遺体は死後にバラバラの欠片になるまで粉砕され、細胞には凍傷の形跡があった。また、袋からは金と隕石が発見される。組成特徴から、その隕石はコラー物理学研究所にあったものと判明。所長のコラー博士が、隕石を使った指輪を婚約者のダイアン・シドマン博士に贈っていたのだ。シドマン博士は理論物理学者で、機関誌の編集長でもあった。編集長の座を狙うライバル、研究所内での男女関係、研究内容をめぐる脅迫など、さまざまな動機が浮かぶ。
DNAから、遺体は正式にシドマン博士と確認される。当初は粉砕機の使用が考えられたが、骨に残る傷の特徴は粉砕機の物とは異なっていた。実験の結果、落下による粉砕でもないことがわかる。さらに、シドマン博士が重度の白血病を患っていたこともわかるが、2週間前の健康診断では異常なし。つまり2週間以内に急に白血病を発症したことになる。調べてみると、博士の椅子の背もたれに、放射性同位体を仕込んだらしい痕跡があった。
助手のナイジェル=マリーは、骨がすべて最も弱い部分で折れていることに気づく。また、骨にはシャープペンシルで刺したような跡も残っていた。犯人は被害者を刺して殺し、遺体を凍らせた後、振動を与えてバラバラにしたのだ。ブースとブレナンは研究所を訪れ、定在波を生成できる共鳴室を発見する。2人はそこに閉じ込められ、音波で殺害されそうになるが、コラー博士に救出される。
共鳴室ではルミノール反応が見られたが、ルミノールは血液以外にも同じ成分を持つ物質――たとえば藻にも反応する。ブレナンは、研究員のミルトンが藻を使った研究をしていたことを思い出す。ミルトンはシドマン博士から、論文を共同名義で出版するように言われ、殺害を思い立った。だが、機関誌の締め切りまでに病死しなかったため、シャープペンシルで刺したのだった。
感想
物理学の研究者が殺害され、いかにもといった風変わりな研究者がぞろぞろご登場。思い出してみれば、ジェファソニアンのスクインツたちも、初期シーズンではあんな感じじゃなかったっけ。ザックは残念なことになってしまったが、ホッジンスなどは、シーズンを重ねるとともにすっかり「人間らしく」なってしまって。
知能が高く、感情に流されず合理的に行動する人々――のはずなのだが、感情は見せないとしても欲(性欲や名誉欲)を制御できてないんじゃあまり理性的に見えない気がする。
今回の助手、ナイジェル=マリー君はホッジンスといいコンビ。助手も何回かローテーションを回して少しずつ個性が見えてきた。ウェンデルはブースとホッケーをプレイするし、クラークはアンジェラのお気に入り? クビになったけどデイジーはスイーツの彼女、とそれぞれに「組む相手」も何となく決まってきたようだ。
アンジェラパパが登場し、ラストではホッジンスが左腕にアンジェラのタトゥーを入れられちゃったけど、この2人は今後どうなるんだろう。……どうでもいいか。
ところで、ブレナンが「チリコンカーン」と連呼するものだから、ついつい食べたくなってしまって困った。