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BONES - Season 4, Episode 23
#81 The Girl in the Mask
- 邦題:「仮面をかぶった女」
- 脚本:Michael Peterson
- 監督:Ian Toynton
- 初回放映:2009-04-23
事件概要
中村佐知(サチ・ナカムラ)
ブースは東京にいる友人の中村健から連絡を受ける。健の妹の佐知はワシントンDCに滞在中だが、ここ数日連絡が取れないという。ブースが警察に問い合わせてみると、佐知の車は湿地帯で発見されていた。警察によると、佐知本人とともにルームメイトの佐藤のぞみも失踪していた。
車の発見現場に到着したブレナンは、そこで漫画キャラのようなお面をかぶせられた人間の頭部を発見する。その頭部の身元は佐知と確認され、東京から駆けつけた健と日本人の法医学者、田中ハル博士が捜査に加わる。
佐知とのぞみは甘ロリ系のレストランで働いていたが、解雇されていた。店の経営者はその理由を「2人がエスコートサービスで働き出したから」だと言い、健は「妹は売春婦じゃない」と怒る。実際、エスコートサービスの経営者によると、そこで働いていたのはのぞみだけで、佐知は無関係らしい。
佐知にかぶせられていたお面は彼女の物ではなく、のぞみが着けていたものであるとわかり、スイーツはそこに意味があるのではないかと考え始める。またホッジンスは鳥の吐瀉物が検出し、その鳥の生息地域から、佐知は別の場所で殺害された後に頭部を切断されて遺棄されたことを突き止める。
やがて遺体の胴体部分が発見され、検視を行った結果、死因は溺死と判明。竹の破片が発見されたことから、佐知は溺死させられた後、昔の罪人のように竹の杭で晒し首にされたことがわかる。健は、妹はのぞみへの警告のために殺されたのではないかと思いつく。
その後、出国しようとしていたのぞみが発見され、スイーツが事情を聞こうとするが、のぞみは脅えて何も話そうとしない。
佐知の首を切断した刃物の形状を再現したところ、マリンナイフとわかる。エスコートサービスを経営するソクのボートからは同じ形状のナイフが発見され、血痕も確認される。だが佐知は溺死であり、ナイフは直接殺人とは結びつかない。ソクは真犯人の名を教えるからと取引を要求。ブースは健の同意を得て取引に応じる。
ソクは、犯人は客のポール・ボグラーだと自供。ボグラーはいつものぞみを指名しており、乱暴なプレイを好んだという。佐知がボグラーの所に乗り込み、のぞみを傷つけたら刑事をしている兄に話すと叫んだので、ボグラーは彼女を池で溺れさせたのだった。後始末を命じられたソクは、佐知の頭部を切断し、のぞみへの警告として晒し首にしたのだった。
(※日本人の人名は適当に当て字)
感想
日本ネタのインパクトがすごすぎなエピソード。中村刑事が東京から電話をかけてくる場面はもう、これは「ブレードランナー」か! 2つで十分ですよ! と思ったくらい。
ツッコミどころは色々あるのだが止めておこう。私自身、最近のアニメ系カルチャーをよく知らないので(「甘ロリ」なんて言葉も知らなかった)、間違ったツッコミを入れてしまってもいけない。
それより、ブースが数年前に警視庁の交換プログラムで東京に行っていたという意外な経歴が! ブレナンが知らなかったのだから、シーズン1より前のことだろう。つまりジャック・マローンの東京出張エピ(2006年2月放送)よりブースの方が先だったんだ!
そこで知り合って友達になった中村刑事、これがなかなかカッコいい。ブースとコンビを組んでも違和感がないし、また再登場してくれないかなぁ。ツッコミどころ満載ながらも、エピ全体には嫌な感じがしなかったのは、この中村刑事の描き方による所が大きかったのではないかと思う。何というか、古き良き日本男児のイメージなのね。今時こういう若者がいるかどうかは別として。
もう1人の日本人キャラ、田中博士の方は青く染めた髪に顔面ピアスという「本当に博士ですか」と言いたくなるファッション。男か女かがジェファソニアンのスクインツたちにも判別できず、結局アンジェラがお別れのハグで「男性よ」と確認していた(演じていたのは女優さんだったけど)。「法医学」と大書されたお道具ケースが何だか気になってしまった。