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CSI - Season 1
#3 Crate & Burial
- 邦題:「誘拐の罠」/「炎熱砂漠で美人妻生埋め!!脚に刻まれた数字の謎?!少女ひき逃げ犯を追え!!」
- 脚本:Ann Donahue
- 監督:Danny Cannon
- 初回放映:2000-10-20
People leave us clues, Nick. They speak to us in thousands of different ways.
事件概要
ローラ・ギャラス誘拐事件
グリッソム、ニック、サラ担当。ジャック・ギャラスの妻ローラが誘拐され、夫の元に身代金200万ドルを要求するテープが送られた。現場を見てサラは「プロの仕業では」と疑うが、庭にはハロセイン(睡眠薬?)をしみこませた布が落ちていた。プロなら証拠を残していかない。また、室内には土が落ちていたが庭には土がない。土には金と青酸が含まれていた。青酸は土から金を抽出する際に使われる。脅迫テープにはかすかに送電線の音が入っていたため、グリッソムとサラは送電線のそばにある金鉱を探しに行く。
犯人と接触できなくなることを恐れ、ブラス警部は金を払わないよう説得するが、夫は妻の身を案じて金を用意した。ニックとブラス警部が監視し、金を取りに来た男を逮捕。男はジャックにゴルフを教えていたチップという若い男だった。一方、グリッソムとサラは鉱山に向かい、そこで生き埋めにされていたローラを発見し、無事救出する。
ニックはテープを分析し、声がチップのものであることを確認した。サラはチップの車を調べ、ローラが車の助手席に、縛られずに座っていたことを知る。これは狂言誘拐で、ローラはチップとの駆け落ちするつもりだったが、途中で金のためにチップが裏切ったのだ。テープを増幅してチップの声と雑音と取り除くと、チップに話しかけるローラの声が残っていた。
少女轢き逃げ事件
キャサリン、ウォリック担当。キックボードに乗った幼い少女が車にはねられ、死亡。遺体にはナンバープレートにぶつかった跡が残っていた。それを手がかりにムーアという老人を訪ねると、彼は少女を轢いたと認めた。だが車を調べると、運転席が身長のわりに前に出すぎており、カーラジオの音楽は騒々しいラップミュージック。運転していたのは孫のジェームズで、老人は孫を刑務所に入れたくない一心で、身代わりになる決心をしたのだ。あくまで自分が運転していたと言い張る祖父。一瞬、心が揺れるキャサリン。だが、ハンドルに残った歯の欠片は、やはりジェームズだったことを証明してしまった。ウォリックは彼の力になろうとしてジェームズに電話番号を教える。
感想
冒頭に引用したのは、グリッソムがニックに言った台詞から。前の2話もそうだが、あくまで証拠第一主義! というのが、このドラマの根っこにあり、一本筋の通ったところを感じさせる。後半の「手がかりが言っていることをすべて聞け。それに満たなければ『合理的な疑い』になる」(Anything less is reasonable doubt.)という部分は、どんなに卑劣な犯罪であれ、人ひとりを罪人として告発することがいかに重大であるかを感じさせる。
キャサリンの娘の誕生日。グリッソムとニックが二人ともプレゼントに同じ「化学セット」を選んで来るって……(笑)。パーティが中止になり、サラが「それ自分で使ったら?」とつっこむところが面白い。今日の事件の中でも、キャサリンは母親的役割を割り振られているのね。
— Yoko (yoko221b) 204-01-28