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CSI - Season 1
#11 I-15 Murders
- 邦題:「刻まれた5つの殺人予告」/「女を5人殺した、捕まえてみろ!連続猟奇殺人犯 恐怖の筆跡と消えた肉体」
- 脚本:Carol Mendelsohn
- 監督:Oz Scott
- 初回放映:2001-01-12
Victim, suspect and crime scene.
事件概要
女性連続誘拐殺人事件
グリッソム、キャサリン担当。スーパーマーケットで女性が失踪し、トイレの扉に「5人の女を殺した。つかまえてみろ」という落書きが発見された。書いた人間は左利きで教育水準が低く、感情を抑制できない女性と思われた。同じような落書きで、一つずつ数字が増えている落書きが他に四ヶ所で発見された。最初から順に、ヴィクターヴィル(カリフォルニア)、ソルトレークシティ(ユタ)、サンバーナディーノ(カリフォルニア)、メスキート(ネヴァダ)、そして5番目がベガスだった。グリッソムは5枚の扉を並べ替え、現場が15号線に沿っていることに気づく。
15号線沿いのモアパで女性の死体が発見された。肌の色が青く冷たくなっており、冷凍庫に入れられていたものと思われた。
サラとグリッソムは運送会社の衛星システムを使い、条件を絞り込んで犯人の冷凍車を特定する。運転手は恋人を乗せ、女性をさらって彼女にメッセージを書かせていたのだった。冷凍車の中からは3人の女性の遺体と、最後にさらわれた女性(生きている)が発見される。
バーリン殺人事件
サラ、ウォリック担当。空き巣と鉢合わせした被害者が射殺されたものと思われた。被害者の弟が第一発見者。窓のガラスが割られ、部屋が荒らされ、ベッドのシーツの上には銀製品がまとめられていた。サラは現場の状況に疑いを持つ。弟のズボンの折り返しにはガラスの欠片が入っていた。サラは勤務中にカジノへ行ったウォリックを許せず、反発する。
弟のズボンから見つかったガラスは、犯行現場だった居間の窓と同じ密度だった。また、現場のガラスは内側から割られたものと判明。また、弟は株で損をして早急に金を必要としていた。兄は親の遺産を管理しており、彼が死ぬことで遺産は弟のものになる。弟のパソコンを調べると筐体の中に拳銃があり、握りの部分には今の窓と同じ密度のガラスの欠片がめり込んでいた。
ジェイスという少年がウォリックを訪ねて来る。ウォリックは悪戯で火災報知器を鳴らしたジェイスのために、保釈金を用立てるためにカジノへ行ったのだった。「カジノへは貸した金を取り立てに行っただけで、賭けはしていない」と言う。
警備員傷害事件
ニック担当。クリスティがバッグを買いに来た店で、警備員につまみ出されそうになり、唾をかけられたので殴ったという。グレッグがヨウ素の溶液でクリスティのブラウスを調べ、唾液が吐きかけられたことを確認する。警備員の唾液と比較するため、ニックは彼をだまして供述書を書かせ、封筒から唾液を調べる。
感想
テレビ東京で放映された当時、最初に見たエピソードはこれだったと思う。扉を並べ替えて犯人の移動経路を判断したり、衛星システムを使ったりする小道具が面白かった。
冒頭に引用したのはキャサリンの台詞。「被害者、容疑者、犯罪現場」が三位一体なのだそうだ。スーパーの事件は、最初は被害者も容疑者もなく、ただ現場(トイレの扉)だけがあった……という珍しいパターン。
タイトルの I-15 というのは、アメリカ大陸を東西南北に走っている道路網の番号だ。奇数番号の道路は大陸を南北に走る道路で(偶数番号は東西方向)、I-15はサンディエゴ(カリフォルニア)からグレートフォールズ(モンタナ)を経てカナダへ続く。
— Yoko (yoko221b) 2004-02-20