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CSI - Season 1
#13 Boom
- 邦題:「大爆破 絶体絶命」/「連続爆破魔を追え!!時限装置に潜む驚きの動機・捜査官に娼婦殺害の容疑が」
- 脚本:Josh Berman, Ann Donahue, Carol Mendelsohn
- 監督:Kenneth Fink
- 初回放映:2001-02-08
Bombs explode. Weird thing is their components survive the explosion.
事件概要
事務所連続爆破事件
グリッソム、キャサリン、ウォリック、サラ担当。事務所に置かれたスーツケースが爆発し、警備員が命を落とした。現場からは「FP」という文字の刻まれた歯車が発見される。グリッソムは、死んだ警備員の同僚ドミニク・クレツカーの協力を得る。ドミニクは爆弾に詳しく、自分で製作して実験したこともあった。グリッソムに憧れ、協力することを喜んでいた。
サラとグリッソムは火薬を詰めたパイプの種類を知るために、何種類かのパイプを使って実験。砂漠の中で豪快に連続爆破。実験結果から、亜鉛メッキの鋼管と判明した。
サラは、時限装置に使われた時計をデータベースから割り出す。ドミニクはその時計を7個も買い込んでおり、さらに自宅からは爆破現場の破片も発見される(本人は記念に拾ったと主張)。犯人なのか、単なる変な奴なのか、頭を痛めるグリッソムとブラス警部。だが、ドミニクを逮捕した後にフラミンゴ通りのレンタカー会社でまた爆破があり、遠隔装置が使われていなかったためドミニクの疑いは晴れる。
二番目の現場からは、最初と同じオレンジ色の繊維が発見された。それはレンタカー会社のオレンジ色の制服のものであり、そのレンタカー会社の地区本部は、最初の爆破現場のハンセン・ビル内にあった。去年解雇されて地位保全訴訟に負け、現在失業中の元支店長、スターリングが逮捕される。
ウォリックは「FP」の文字を彫った道具を調べるために、地道に一つずつ照合していたが、ついにエッチング用の針であることを発見。小売販売はしておらず、高校で使われている道具だった。それを使ったのはスターリングの息子のタイラーで、父を解雇した会社を恨み、インターネットで爆弾の作り方を調べて犯行に及んだのだった。「FP」は Fair Play の略だという。
タイラーは爆弾をもう一つ、学校のロッカーに隠していた。警察無線を聞いて、ドミニクは一目散に学校へ向かうが、振動でタイマーが作動することは聞いていなかった。ドミニクが爆弾を持ち上げた瞬間にタイマーが作動し、爆弾が爆発してドミニクは絶命する。翌日、新聞のトップを飾ったドミニクの記事を切り抜き、掲示板に貼るグリッソム――。
クリスティ・ホプキンス殺人事件
首を絞められて殺される。前の晩、彼女が客ともめているところへニックが通りかかり、そのまま彼女の部屋で一晩を過ごした直後のことだった。部屋の中からは、ニックの指紋とDNAが発見される。また、前夜もめていた客のジャックが出頭し、ニックが殺すところを見たと証言。担当している昼番のエクリーは、ニックの逮捕を主張するが、キャサリンは12時間待ってほしいと言い、現場を再度調査。首を絞めた凶器がカーテンのタッセルだとわかり、そこから手のひらの表皮を検出。ジャックは婦女暴行の前科がありDNAが登録されていた。DNAの一致で犯人はジャックとわかり、ニックの疑いは晴れる。ジャックは客ではなくポン引きだった。
感想
最初のシーンでドミニクが食事か何かに行く時間が、字幕では10分なのに吹き替えでは20分になっていた。英語音声では “ten minutes” だったのに、なぜ吹き替えで10分増やしたんだろう……というか食事時間10分だけ? テイクアウトを買いに行く時間なのだろうか。謎だ。
冒頭に引用したのはキャサリンの台詞。爆発物は爆発後にも残る――つまり、爆発によってばらばらにはなるが、消えることはないので、現場で欠片をすべて採取して組み立てれば、その正体がわかる、ということ。ちょっと気が遠くなりそうだけど。
地味で時間のかかる仕事に不満そうなウォリックと、楽しそうに爆破実験するサラとグリッソム。そりゃー、あれだけ派手にぶっとばせば、さぞ気持ちが良いだろう。
最後のシーンでグリッソムが食べていた物は何だろう。容器の形が「カップヌードル」に見える。
— Yoko (yoko221b) 2004-03-03