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CSI - Season 2, Episode 10
#33 Ellie
- 邦題:「いとしきエリー 我が娘」
- 脚本:Anthony E. Zuiker
- 監督:Charlie Correll
- 初回放映:2001-12-06
I love mankind, it's people I can't stand.
事件概要
偽チップ詐欺師殺人事件
若い夫婦がカジノの前で、チップを換金できなくて困っている男を見かけ、保証金を渡して代わりにチップを換金してくることになる。だがチップは偽物。だまされたと知った夫婦が外へ出ると、男は何者かに撃たれて死んでいた。
グリッソムは昆虫学会のゴキブリレース(と発表)に出かけ、キャサリンはブローン家の新しいカジノのオープニングに出かけるため、ウォリックが事件を担当。ウォリックは、被害者の体内から麻薬を詰めた小さな風船を取り出す。被害者は麻薬の運び屋だった。ニックはタイヤの跡に、釘が刺さっていたような影を発見。サラは夫婦が持っていた紙幣に、本来あるはずの小さな彫り込み文字がないことに気づく。
被害者が持っていた飛行機のチケットからは、ブラス警部の娘エリーの指紋が発見される。エリーは、久しぶりに会った父親に唾をかける。
ブラスは街中で娘の車を発見し、運転していたエリーの恋人キースを逮捕する。その車のタイヤ跡は、現場にあった物と一致した。飛行機のチケットを買ったのもキースだった。キースは釈放されるが、その後射殺体で発見され、現場には頭を殴られたブラスが昏倒していた。凶器はブラスの銃だったが、握りの部分についた血はブラスでもエリーでもなかった。銃を使い慣れていない誰かが、スライドに手をはさんで怪我をしたのだった。ウォリックは搭乗者リストの中から、キース、エリーと同じクレジットカードでチケットを購入した乗客を発見。それはキースの車に同乗し、自分はヒッチハイカーだと言って逃げた男だった。
サラは財務省から来たベックマン特別捜査官とともに偽札の捜査。偽札製造者かと思われた夫婦は囮捜査官で、わざと偽札を悪人の手に渡して紙幣の流れを調査していたのだ。
感想
グリッソムとキャサリンの不在で、臨時主任になったウォリック。何だかやりにくそう……。シーズン1でライバル意識を燃やしていたニックはちょっと余裕。あるいは「シルクシルクシルク」で引っ掛けられて懲りたのか。サラの方が意識している感じ。
ブラス警部が離婚しているという設定は、シーズン1でも登場していたけど、娘が(しかもこんなワルっぽいのが)いたとは。何がどうしてこうなったのか、何だかいろいろ事情がありそう。最後に泣きながら会話する父娘のシーンには、ちょっとしんみりさせられたけど、でも「どこにいても、おまえがいるような気がする」って……犯罪現場でも……?
ベックマン捜査官、「24」のベイカー捜査官ですな。でもこっちの捜査官よりベイカーの方が似合っていた気がする。何となくだけど、ぴしぴし号令をかけながらきびきびと走り回る役の方がかっこ良く見えるんじゃないかと。
でも、最初に殺された運び屋が「麻薬運搬という大仕事の合い間に、2000ドル程度の小さな詐欺に手を出した」理由と、ヒッチハイカーが麻薬を犠牲にして運び屋を殺した動機、てのがよくわからなかった……。殺しちゃったら遺体は解剖されて麻薬は手に入らないのに。