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CSI - Season 2, Episode 17
#40 Felonious’ Monk
- 邦題:「六番目のチャクラ」
- 脚本:Jerry Stahl
- 監督:Ken Fink
- 初回放映:2002-03-07
Wherever you live is your temple if you treat it like one.
事件概要
僧侶殺害事件
グリッソム、ニック、サラ、オライリー刑事担当。仏教寺院で4人の僧侶が殺害された。全員至近距離から額を銃で撃ち抜かれ、頭を中心に十字の形に横たわっていた。金品の盗難はなく、壁には謎めいた図案が描かれていた。凶器のライフルは、寺院の敷地内に落ちていた。グリッソムは、犯人が第6のチャクラ(Ajna)を撃ったことに着目。謎の図案は、ギャングのサインを真似たものと思われた。
検死官デイヴィッドの父親(空軍大佐)から、グリッソムは事件当時寺院に出入りした車の情報を得る。寺院は基地の近くにあったため、静止衛星の映像が記録されていた。車の持ち主は、喫茶店を経営するピーター・ハッチンス。近辺にある店の経営者たちは、寺院や僧侶たちを良く思っていなかったという。車を運転していたのは、店主の息子のピーターだった。ピーターがサバイバルゲームで使用していたペイント弾の塗料が、仏像にも付着していた。ピーターは寺院へ行ったことは認めた。仲間が持ち出した仏像を返し、僧侶とは友達になったと言う。
グレッグは、現場に捨てられたガムの噛みかすから、カレー粉とサフランを検出。料理人のスダハラが金を盗んだ後、警察に言われることを恐れて僧侶を殺したのだった。グリッソムは第6のチャクラについて聞くが、スダハラはただ両目の間を撃っただけだと答えた。
ステファニー・ワトソン殺害事件
キャサリン、ウォリック担当。15年前、ダンサーのステファニーを殺害した事件で有罪判決を受けていた囚人ケルソが、病死する直前に自分は殺していなかったと告白した。キャサリンは、親友だったステファニーの事件の再調査に乗り出す。凶器のナイフからは、15年前の技術で見落とされていた男性の血痕が発見された。
ウォリックは、事件の証拠のひとつ、血のついた手袋が現場の写真に写っていないことを怪しむ。手袋を証拠として登録したのは、キャサリンの恩師であるジミー・タデロだった。手袋からは、ケルソの血とともに唾液が検出された。キャサリンは、ジミーがケルソを殴って血を付けたことを知る。
新しく発見された血液は、タデロ他関係者の誰の物とも一致しなかった。ステファニーを殺した真犯人は、今も逮捕されないままということになる。タデロは証拠を捏造した罪で逮捕される。
感想
ロビンス先生のチャクラ講座。「Muladhara は我々を物理世界に留める。Svadisthana は性的エネルギーの中枢。Manipura は霊的および俗的欲望のるつぼ。Anahata は愛の心。Visuddha は感情を表現する。Ajna は第三の目。Saharsrara は、死を免れない人間と時間を超えた宇宙を結び合わせる頂上」だそうだ。足を失ってからチャクラの勉強を始めたとのこと。
ラスベガスに仏教寺院。これほど不似合いなものも珍しい。何でまたわざわざそんな所に……? という気がしないでもないけど、ラスベガスだってカジノやホテル以外は普通の街で、人々は普通に生活しているので、お寺があっても不思議ではないのだろう。
主任たちが聞き込みに来たダイナー、あれはセットじゃなくて本物の店? お客たちが物珍しげにじろじろ見ていた。エキストラだったら、あんなにあからさまに注目したりしないよね……。
キャサリンの事件では、回想シーンに若キャサリンが登場……するんだけど、ちょっと、ちょっと無理が~。結果的に恩師を逮捕することになってしまったキャサリン。でもS1の最終話で言ってたよね。「疑わない、振り返らない。これが私の生き方」と。傷つくことはあってもそれで迷うことはない、そんな人であってほしい。