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CSI - Season 2, Episode 20
#43 Cats in the Cradle
- 邦題:「猫屋敷の老婆」
- 脚本:Kris Dobkin
- 監督:Richard J. Lewis
- 初回放映:2002-04-25
You know, according to Mark Twain the most striking difference between a cat and a lie is that a cat only has nine lives.
事件概要
ルース・エリオット殺害事件
グリッソム、キャサリン、ウォリック、オライリー刑事担当。20匹の猫を飼っていた80歳のルース・エリオットが遺体で発見される。死後3~4日経過しており、身体は飼っていた猫に食われていた。胸には猫の噛み傷以外に尖った物で刺した痕があり、グリッソムは殺人を疑う。キャサリンはハイヒールの足跡を発見。ウォリックは寝室の壁の金庫がこじ開けられていることに気づく。
エリオット夫人は猫嫌いの隣人とトラブルを抱えており、現場にあった足跡は隣人のものだったが、彼女にはアリバイがあった。壁の金庫にあった指紋は被害者の息子のものだったが、それは金庫に閉じ込められた猫を救出した時のもので、中に金品はなかった。
被害者の遺体からは鉱物油が検出された。この油は高炭素鋼の刃物に使用されるため、グリッソムとキャサリンはそれを元に再度現場を捜索。その途中で、近所に住む幼い姉妹が飼っていた猫を発見。猫の足の傷からは、被害者が感染していたものと同じブドウ球菌が検出された。少女の家を捜索したキャサリンは、血痕のついたフローティペンを発見。割れて中の油が流れ出していた。少女はとっさに母親に罪を着せようとするが、真犯人は夫人から猫を奪ったその少女だった。
BMW爆破事件
ニック、サラ、ブラス警部担当。マーシー・トービンの乗っていた車が爆破された。運転中にノイズが聞こえたため修理所に寄り、修理工がボンネットを開けると爆弾が入っていたという。マーシーの父親は建設と爆破の会社を経営しており、夫もそこで働いていた。父親は夫婦間の諍いを示唆し、現場で採取した部品からは夫の指紋が検出される。
夫は犯行を否定し、マーシーと父親が給与に関して不正をしていたと言う。爆弾の時限装置の引き金になったのはボンネットを開けたことだと思われたが、ラッチを調べると爆破当時ボンネットは降りていたことがわかる。BMWの構造上、ボンネットが落ちてきたとは考えられない。
ニックとサラは爆弾を発見した修理工を訪ね、そこにあった工具が爆弾の製造に使われたことをつきとめる。だが付着していた指紋はマーシーのものだった。マーシーは離婚したがっていたが、普通に離婚すると夫に財産が渡るため、夫に罪を着せようとしたのだった。
感想
冒頭、かなりグロ。思わずベジタリアンになろうかと思ったほどグロ。ならないと思うけど。
エリオット夫人の息子が “non-gaming work card” を持っているという説明があり、何じゃらホイと思ってぐぐってみると、“Work-card follies” というページを発見1)。ラスベガス独自のというか、ならではのシステムかもしれないが、カジノ関連とそれ以外の職業で就労カードが異なるらしい。
被害者を刺したのは近所の少女で、凶器はフローティペン。海外旅行のお土産によくある、絵がふよふよと動くアレ。世界中どこで買ってもMADE IN DENMARKのアレ。あのペンの中には油が入っていたのか。
車の事件では、自作自演を疑うサラが “Liar, liar, car on fire” とつぶやく。歌の文句みたいだなーと思い、例によってぐぐってみたが元ネタはよくわからず。ただ、車両への放火事件に関するニュース記事のタイトルには、このフレーズがよく使われているようだ。
そしてグレッグ、いったい何事? ゴム手袋を頭にかぶって、牙の絵のついたマスクかけてロックンロールかけながらお仕事って……。そういえばS1でダンサーの舞台衣装(証拠品)かぶって踊ってたことがあったけど。
単語帳
- feline: ネコ科
- Benadryl: ベナドリル(商標)=塩酸ジフェンヒドラミン(アレルギーを抑える薬)
- beemer: BMW車(俗語)
- Cry me a river: クライ・ミー・ア・リバー(ジャズのスタンダードナンバー)
— Yoko (yoko221b) 2005-02-12