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CSI - Season 3, Episode 7
#53 Fight Night
- 邦題:「ラスベガスの掟」
- 脚本:Andrew Lipsitz, Naren Shankar
- 監督:Richard J. Lewis
- 初回放映:2002-11-14
And mercury kills Steele.
事件概要
ラロイ・スティール事件
グリッソム、ウォリック、サラ、ブラス警部担当。ボクシングの試合で、ラロイ・スティールがハビエル・モリナにKOされた直後に死亡。試合の数時間前に掛率が急に変動していたことから、八百長が疑われた。また、前回の試合ではスティールがモリナに勝ち、モリナはそれを恨んでいたらしい。
モリナのロッカーと包帯からは水銀が発見される。モリナはメキシコで薬として水銀を処方されていた。スティールの遺体から、鎮静作用のある薬物が検出される。鎮静剤はカットマンのキットから発見されたが、そこに入れたのは、スティールのマネージャ、バロンだった。スティールが試合に耐えられないことを知り、だが試合を止めることもできず、せめて死なせないために鎮静剤を使ったのだ。
モリナのグローブを調べた結果、付着していた皮膚細胞のDNAはスティールのものではなかった。再度ロッカーを調べ、赤いレザーの小さな繊維片と、さらに水銀を発見する。リングには、水銀が気化した形跡もあった。赤いレザーは、水銀をグローブに注入した時に切れたものだった。モリナは水銀でグローブの重量を増やし、パンチ力を強くしてスティールをノックアウトしたのだった。
ギャング団抗争事件
キャサリン、ベガ刑事担当。男性が銃殺されており、ギャング同士の抗争と思われた。周囲からいくつも銃が見つかるが、被害者を殺害した銃弾とはどれも一致しない。使用された銃は、2年前にロサンゼルスでギャングの殺人に使われたものと判明。容疑者ティモシー・フォンテーン(タイニー・ティム)はスネークバックスというグループの一員だった。キャサリンとベガ刑事は、スネークバックスの有力者「ザ・マン」のところへ聞き込みに。ザ・マンの首筋には、発砲した時に薬きょうが当たったような火傷の跡があった。
キャサリンがザ・マンの衣服を調べていた矢先、タイニー・ティムが遺体で発見された。ギャング同士の終わらない抗争。やりきれない思いを抱えてキャサリンは現場検証に取り掛かる――。
宝石店強盗事件
ニック、オライリー刑事担当。宝石店に強盗が押し入り、ガラスケースを割って宝石を盗んで逃走。ニックは血痕を発見し、救急病院をチェック。腕の怪我を手当てしに来た男性をあっさり発見。だが、戻ってきた指輪を見た男が「これは自分が買った指輪じゃない」と主張。調べてみると、その指輪の石は模造品だった。妻の方がダイヤを売って模造品に交換していたのだった。
感想
今回は事件が3つ。だが冒頭のほうを見直してみると、「ザ・マン」と宝石店カップルも試合を見に来ていたようだ。こういう、ちょっとしたつながりのある事件というのもいいな。同じ街で事件は起きてるんだな~という感じで。こんな試合のある夜は皆熱狂しているから、CSIも大変だろう。
ニックは念願の単独捜査ができたものの、単純な強盗事件で犯人もあっさり逮捕できてしまい「こんなの本物の事件じゃな~い」と不満そう。ニックって、マッチョ志向な所あるよね。それはいいんだけど、シーズン1「死者の悲鳴」やシーズン2「最も残忍な殺害方法」の事件は単独捜査に入らないんだろうか?