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csi:s03:068_play_with_fire

CSI - Season 3, Episode 22

#68 Play with Fire

  • 邦題:「傷だらけのCSI」
  • 脚本:Naren Shankar, Andrew Lipsitz
  • 監督:Kenneth Fink
  • 初回放映:2003-05-08

Without the people, there is no lab.

事件概要

アリソン・カーペンター殺害事件

グリッソム、ニック、サラ、ブラス警部担当。夜中、高校のフットボール場ではしゃぎまわる若い男女が、アナウンサーブースで女性の遺体を発見。持ち物は取られていない。身分証から、ネブラスカから来たアリソン・カーペンターとわかる。首を絞められた形跡があった。死亡してからまだ一時間も経っていないことがわかり、グリッソムは急いで被害者の身体から指紋を採取。皮膚の指紋は時間が経つと消えてしまうのだ。汗腺の少ない足首に部分的な指紋があった。部分指紋だけでは、可能性のある該当者が多すぎるため、手動で指紋を補正して該当者を絞り込むことになる。

被害者の体内から検出した精液は、1987年に「サークル・キラー」と呼ばれた殺人犯ジェイソン・ケントのものだった。グリッソムとブラス警部はケントを訪ね、皮膚の破片のついた爪切りを押収。それを調べようとした矢先に、ラボで爆発が起こり、グレッグが重傷を負う。

アーチーとニックは、被害者の荷物の中にあった音声テープを分析。アリソンは、殺人犯に熱をあげるグルーピーだった。会話の中に「ヘスス・カルデナス」という人物の名前が聞こえる。ヘススは現在収監中の囚人で、同じ場所に以前ジェイソンも収監されていた。アリソンはヘススとジェイソンの両方に面会しており、監視カメラの映像を見ると、アリソンはヘススと隠れてセックスをしていた。ジェイソンはヘススから麻薬を買っており、その借金のカタにさせられていたと判明。

部分指紋はようやく一人に絞り込まれる。ミッキー・Dことミゲル・デュラード。ヘススと同じギャング団の一員である。ブラス警部らはミゲルの部屋に踏み込み、身柄を確保。部屋からは、中心部が切り取られた紙幣が発見された。切り取った部分を別の紙幣に貼り、その間にヘロインをはさんで持ち込んだのだ。ミゲルの額には人間の歯型。ミゲルはその場にいたことは認めたが、殺害は否定。ジェイソンが借金のカタに再びアリソンを差し出したが、彼女が拒んだため殺したのだという。

手形を調べてみると、ミゲルの手の幅は19センチ、ジェイソンは22センチだった。アリソンを殺害した手の跡は22センチ。ミゲルの証言と手のサイズだけでは検事が起訴する可能性は低いが、証拠が爆発で散逸した以上、どうしようもなかった。

ラボ爆発事件

ラボの爆発事件はキャサリンとウォリックが担当。グレッグに話を聞くと、直前にプラスチックの焼けるにおいがしたという。その後、ラボで現場検証。ホットプレートのスイッチが入ったままで、そのそばに可燃性の液体が置かれていたのが爆発の原因だった。飛び散った物やガラスの欠片をマッピングして爆破の状況を再現。爆発の原因になったのは、キャサリンがラボに置いたビンだった。正体不明の液体を不注意から熱源のそばに置いてしまったことで、キャサリンは5日間の出勤停止処分となる。

???事件

キャサリン、ウォリック、オライリー刑事担当。妻が夫を毒殺した疑惑があるらしいが、詳細不明のまま証拠が消失。

ジェンキンス事件

詳細不明。キャサリンのレポートに計算間違いがあったため、グリッソムが報告書を一度却下している。


感想

ラボが爆発! このシーンは予告編で見たし、日本語タイトルからおそらくこのエピソードだろうとはわかっていたんだけど、実際にドラマの中で見ると、やはり衝撃が。その直前が「主任を尾行するサラ」というちょっと好奇心をそそるシーンだっただけに、よけい驚きが強かったかもしれない。

考えてみるとラボって危険だよね……微量とはいえウラニウムのついた焼き物の破片とか、猛毒のリシンとか、色んなものが持ち込まれているわけだし。事件をいくつも抱えて忙しいと、安全確認もついおろそかになってしまいがち。だけどキャサリンが……とは思わなかったなぁ。確かに、前回のエピソードで計算を間違えていたり、リンゼイのことで悩んでいたりと、小さな伏線はあったけど。シーズン1の後半では、主任になってエクリーの後釜に、という野心を見せていたキャサリンだけど、これで当分は無理か。

主任の事件。殺人犯のグルーピーなんているんだ。確かに、世間を騒がせるような事件が起きると、その犯人に心酔する連中も出てくるものだけど。切り裂きジャックなんか世界中に研究者がいて本が何冊も出てるし――いや、これは未解決で昔の話だから妄想し放題なわけで、ちょっと違うかもしれないけど。しかし、レイプ殺人犯に女性のグルーピーって……しかも、女性弁護士も彼のアパートの家賃を払ってあげたりしていて、こちらも何かありそう。女性をひきつける何かがあるのだろうか。ボニーとクライドみたいな気分になれるのかもね。

このストーリーではサラと主任のことも気がかり。サラからの食事の誘いを主任が断るのだけど。主任の聴覚のこと、キャサリンのこと、次シーズンに向けて色んな不安と期待が高まる作りになっている。だからつい次も見ちゃうんだよな…… orz

私としては、主任とサラお似合いだと思うんだけどなー。サラってほら、何となく昆虫っぽい雰囲気があるし(レディ・ヘザーは爬虫類系、キャサリンは肉食獣系っぽい感じ)。

Yoko (yoko221b) 2005-12-24

csi/s03/068_play_with_fire.txt · Last modified: 2020-02-18 by Yoko