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CSI - Season 7, Episode 4
#145 Fannysmackin'
- 邦題:「害虫の群れ」
- 脚本:Dustin Abraham
- 監督:Richard J. Lewis
- 初回放映:2006-10-12
Humans have always adapted strategies from insects.
事件概要
バスコ・ルイス、ジェシカ・ハーシュバウム他
ホテルの駐車場で、皿洗いのバスコ・ルイスが襲われ、全身を激しく殴打されて死亡する。その直後、観光客のジェシカ・ハーシュバウムが路上で同じように襲われるが一命を取り留める。ジェシカの話によると犯人は複数で、「これで2人目」と話していたという。1人目はバスコのことと思われた。
その後、酒屋で大量の酒が強奪されるという事件が発生。店主によると、犯人たちはフードをかぶり奇妙な扮装をしていたという。その店主が犯人の上着を剥ぎ取っていたため、グレッグが証拠品の回収に向かう。
しかし、現場へ向かっていたグレッグは、路地で数名の若者が誰かを襲っている現場を目撃。すぐに応援を呼ぶが、被害者の命が危ないと判断し、車で路地に突入。一人が石をつかんで向かって来たため、グレッグはその男を轢いて身を守るが、他の若者たちによって車から引きずり出され、殴る蹴るの暴行を受ける。
最初の被害者バスコは携帯電話を犯人に奪われていた。その電話からの着信を受けた女性チャチャが持っていたバッグには、ジェシカの身体に残る痣と一致するバックルが付いていた。チャチャは、友人のタラから着信を受けたことを認める。彼女は、タラの恋人「ピッグ」が始めた fannysmackin'、すなわちfannypackers(観光客)をsmackする(痛めつける)という遊びに誘われたのだという。最初の被害者バスコは観光客ではないが、予行演習として襲われたのだった。
連行されたタラ・ミラーは、ブラスの脅し説得で、仲間たちに偽のメッセージを送ることに同意する。そのメッセージを見て仲間たちが集まってきたところで、警察が現れて犯人たちは一網打尽。
グレッグに轢かれた若者デミトリアスはその後、病院で死亡。彼はギャングでも何でもない大学生であり、逮捕された他の若者たちも、リーダー格のピッグ以外は全員未成年。彼らはごく普通の若者たちで、退屈しのぎに観光客を襲っていたのだった――。
感想
グレッグが!! 襲撃シーンは思わず目を背けたくなるほど。その後の病院シーンも、メイクだとわかっていても顔の痣や腫れが生々しくて……。
fannypackって何かと思ったら、ウェストポーチのことだったのね。最近はヒップバッグ風や忍者掛けで持つ方が多いみたいだけど、検索していたら男性が股間に吊り下げるような持ち方をしている写真もあって笑ってしまった。
土地勘がなく無防備で、現金を持っていそうな観光客が狙われるのはわかるが、観光産業で儲けているラスベガスなのにこんなエピソードを放送して大丈夫なのだろうか。
グレッグは重傷を負いながらも「まず証拠を!」とCSI根性を見せてくれたけれど、事件そのものは携帯電話の通話記録から芋づる式に……という解決で、まぁCSIでなくても良かったような事件。銃を構えるソフィアが素敵! マイアミのカリーもだけど、長い髪の美女が大きな銃を構える姿って妙にカッコいい(NYには勿論ステラがいるし)。
でもニックが激昂する所は良かったし、最後のロッカールームの場面は初期シーズンを思い出させて、懐かしい雰囲気だった。あの頃のグレッグは証拠品をかぶって踊ったり、鼻にストローを差したりしてたんだよなぁ(しみじみ)。シーズン5では予備審問での証言に出廷すると言っていたけれど、今回は陪審裁判で初めての証言。法廷の場面も見たかった!
そのロッカールームの場面。主任が急に出現して「あれ、いたの? いつの間に」と思ったけど、ちらちらと画面の端に映ってはいたのね。手だけだけど……。
— Yoko (yoko221b) 2008-09-01