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CSI - Season 7, Episode 6
#147 Burn Out
- 邦題:「虚ろな心」
- 脚本:Jacqueline Hoyt
- 監督:Alec Smight
- 初回放映:2006-10-26
事件概要
児童失踪&車両放火
ルーカス・ハンソンとジェイソン・クラウリーという2人の小学生が行方不明になる。ルーカスは10歳で両親が離婚し、母子家庭に暮らしている。ジェイソンは11歳で、父親が仕事の都合でヒューストンにいるため、祖父のテレンスと一時的に同居中。テレンスは子どもたちに暴力を振るっているという疑いがあった。グリッソム、キャサリン、ブラス警部、ソフィアが担当。
同じ頃、近くに住むカール・フィッシャーが放火の被害に遭い、病院に運ばれる。カールは少年相手の性犯罪で逮捕され、仮釈放になったばかり。子どもの行方不明事件が起きるたびに近隣の住人から嫌がらせを受けていたという。ニック、ウォリック、サラ、グレッグが担当する。
カールは怪我の手当てを終え、放火の被害届を出すためにベガス市警へ向かう。カールはあくまで被害者であり、勾留する訳には行かないので、グリッソムは「捜査に協力してほしい」と言ってカールを引き止め、性犯罪者の性向や行動様式などを詳しく説明させる。
その後、ルーカスの遺体がゴルフ場で発見され、ジェイソンはヒューストン行きのバスに乗っているところを無事に保護される。ジェイソンは脅えており何も言おうとしなかったが、カールが2人を連れ回していたことなどが目撃証言で明らかになってくる。
放火に使用されたガソリンの特性から、購入したのはカール自身と判明。放火事件は自作自演の狂言だった。放火容疑で逮捕されたカールは、グリッソムの尋問に対して事実を語り始める。父親のいないルーカスはカールになついていた。その日、ルーカスはジェイソンと遊んでいたが、粗暴なテレンスの暴力で頭を打ち、その後カールの所へ行く。カールは保釈中の身で、子どもに近づくことすら本来はできないはずだった。それでルーカスを病院へ連れて行くことができず、アスピリンと酒を飲ませたため、脳内出血で死亡してしまったのだった。
感想
子どもが犠牲になる話は、いつもそうだけどやっぱり気が滅入るなぁ……。暗い話、悲しい話であっても、前回のように愛ゆえの苦悩が胸に迫ってくるような話は好き。でも今回のようにどーんと鬱になるやり切れない事件はちょっと……。
カールは更正しようと努力を続け、ルーカスを傷つけるつもりはなかったと主張する。実際に手を出してはいなかったのだろう。ルーカスがカールを慕っていたのも本当だったとしよう。それでもやはり、カールは子どもたちに近づいてはいけなかったと思う。今回のような緊急時に、ちゃんと責任が果たせないのだから。
ジェイソンのタイムラインがちょっとよくわからなかった。結局バスのチケットを買ったのはカール? ルーカスと2人きりになるためにジェイソンにバスチケットを買ったんだよね。でもバスに乗る前にルーカスが死んでしまい、ジェイソンは脅えて逃げ出して、そのままバスに乗ったということなのかな(バスターミナルまでどうやって?)。ちょっと納得し難い感じはあるけど、確認のためにもう一度見直すのも何だか気が重いので、ま、いいか。
— Yoko (yoko221b) 2008-09-18