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CSI - Season 7, Episode 8
#149 Happenstance
- 邦題:「シンクロニシティ」
- 脚本:Sarah Goldfinger
- 監督:Jean de Segonzac
- 初回放映:2006-11-16
事件概要
アマンダ・シンクレアという主婦がクリーニング店の前で何者かに射殺される。その数時間後、地元新聞の編集長ジル・ケースが自宅で首を吊って死亡。一見、別々に発生した無関係な事件のようだったが、アマンダとジルは別々に暮らしていた一卵性の双子の姉妹であることがわかる。
アマンダ・シンクレア
キャサリン、ニック、ソフィア担当。アマンダはごく普通の主婦で、医師である夫のゲイリーとの間に息子がひとり。家庭に問題があった様子はない。
アマンダのバッグは現場から持ち去られていたが、ゴミ箱で発見される。中には、ドーラという女性からの「もう連絡しないでほしい」という手紙が入っていた。差出人はアマンダとジルの実母、ドーラ・ポメランツ。若い頃に双子を出産したが、精神疾患にかかり2人を別々に養子に出していた。ただし手紙を書いたのはドーラ本人ではなく娘のティファニーで、精神が不安定な母親を案じてのことだという。
アマンダの夫ゲイリーに思いを寄せる看護師がいたことがわかるが、事件とは結び付かない。アマンダの自宅で誰かが見張っていたような形跡が見つかるが、それは自分に姉がいると知って様子を見に行ったティファニーだった。
ジル・ケース
ウォリック、グレッグ、ブラス警部担当。ジルが首を吊った自宅には「皆さんに謝罪します」と書かれたメモが残されており、ジルがうつ病で心療内科に通院していたこともわかる。だが検死の結果、他殺と判明。
ジルのオフィスのキャビネットには、メモリースティックが隠されていた。内容を調べると、ジルが編集長を務める新聞に掲載され、ピューリッツァー賞を受賞した写真が実は合成であったことを示す証拠のデータが保存されていた。写真を撮ったカメラマン、ジェイクの自宅を調べると、アマンダを殺害した証拠が発見される。さらに、ジルの首を吊った凶器からもジェイクのDNAが検出される。
* * * * *
ジルはジェイクの写真が合成であることを知り、それを公表して謝罪記事を載せようとしていた。ジェイクはそれを知り、毎週木曜日にジルが行くクリーニング店で待ち伏せして彼女を射殺――したつもりだったが、相手は実はアマンダだった。それを知らないジェイクはジルの自宅へ向かい、証拠を隠滅しようとするが、そこでさっき殺したはずのジルと鉢合わせ。ジェイクは焦ってジルを絞殺して自殺に見せかけたが、証拠のデータはオフィスに保管されていたため回収できなかったのだった。
感想
CSIシリーズでも何度か登場している、双子ミステリー。遺伝子以外は共通点がなく、お互いの存在すら知らなかったはずの双子の姉妹に実は意外な関係が……と見せかけて、実は本当に関係なかった、という点が意外と言えば意外なんだけど、こういう意表の突き方はえてして拍子抜けに終わりがちなもので……(以下自粛)
何つうか、犯人のジェイクがアホすぎ。証拠を残しすぎじゃないか~。あの合成写真も、被写体になった兵士やその同僚が見たら一発でバレるのでは……いや、だから早々にバレたのか。それに賞をやる方もやる方だ。
事件解決後、グリッソムが大学から講師の要請を受ける手紙を読む場面があった。2つ前の「虚ろな心」でのぐったり消耗した様子と合わせて、しばらく職を離れるのでは? と予感させる場面、のはずなんだけど、グリッソム役のウィリアム・ピーターセンが舞台劇に出るという話は、本国放映前にすでにニュースになっていたので、正直「そんなにもったいぶることないじゃんよ」てな感じ。普通に長期出張で良くない? 主役ともなるとそんな扱いではダメなのかしら。
— Yoko (yoko221b) 2008-09-23