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CSI - Season 8, Episode 3
#168 Go to Hell
- 邦題:「蜜蜂の死」
- 脚本:Douglas Petrie
- 監督:Jeffrey Hunt
- 初回放映:2007-10-11
事件概要
アルヴィン&ガーリー・マカリノ
モーテルで射殺された男女の遺体が発見される。男性はすぐに射殺され、女性は長時間暴力を受けた挙句に殺されたらしい。部屋の中にはホテル備え付け以外の聖書、外のゴミ箱からは、犯人が犯行時に着ていたらしいシャツが発見される。
被害者の身元は、アルヴィン・マカリノと妻ガーリーと判明。また、室内には夫妻の他に小児性愛者で犯歴のあるアリステア・ローズと、身元不明の男女2名がいたことがわかる。そのうち女性の方はマカリノ夫妻の娘。ローズは、現在では「牧師」と名乗っており、そのモーテルで麻薬の売人や売春婦を救済しているのだと主張する。
マカリノ家を訪ねてみると、子ども部屋で少女が死亡していた。だがホテルにいたのはその少女ではない。マカリノ夫妻にはもうひとり娘がいたのだ。マカリノ夫妻は長女のエイミーを屋根裏に閉じ込めて虐待し、次女のエリザベスだけを可愛がっていたらしい。グリッソムは、マカリノ家の屋根裏で蜂の巣を見つけてラボへ持ち帰る。ビデオテープが見つかり、夫妻がローズにエイミーの「悪魔祓い」をさせていたことがわかる。凶器の拳銃は庭で発見される。
やがてマカリノ夫妻の車が発見され、運転していたウルフリンという男が逮捕され、同乗していたエイミーが保護される。エイミーは外見は高校生ぐらいだが、実はまだ12歳。さらに、捨てられていた犯人のシャツを調べた結果、着ていたのはウルフリンではなくエイミーの方だったと判明。
エイミーは、インターネットのチャットルームでウルフリンに出会って彼を誘惑していた。両親はそれに気づいてローズにモーテルでの悪魔祓いを頼んだ。しかし泣き叫ぶエイミーを見かねたアルヴィンが途中で割って入ったため失敗し、ローズは帰って行く。拘束を解かれたエイミーは抜け出してウルフリンを呼び出し、2人でモーテルへ戻る。両親はすでに帰っていたが、部屋はまだ使えるのでそこで関係を持つ。その後「迎えに来て」と両親を呼び出し、2人が現れたところを惨殺。悪魔祓いを途中で阻止したアルヴィンのことは一撃で殺したが、最初に悪魔祓いを受けさせると言い出したガーリーへの恨みは強く、長時間苦しめたうえで殺害した。さらに自宅へ戻り、そこで妹をも殺したのだった。
真相を知ったグリッソムらは、エイミーを逮捕しようと児童保護局へ向かう。しかしそこには既にローズが面会に来ていた。ローズはエイミーを階段の上から投げ落とし、「彼女を救った」とつぶやく。
エディ・ケイ
ホームレスらしい男が路上で死亡しているのが発見され、スイング・シフト(遅番)に移ったサラと、新人のロニー・レイクが担当する。IDから氏名はエディ・ケイ、死因は脱水症状による心停止と判断されるが、サラは遺体の手首に手錠で拘束したような跡を発見し、警官による暴行を疑う。IDの指紋から、手錠をかけたのはカセラ巡査だとわかるが、巡査はただケンカの仲裁をして巻き添えで殴られ、拘束しただけだとわかる。それは、ホームレスが一時的な宿と食事を得るためにワザと事件を起こすという、よくある手口だったため、巡査はすぐに釈放していたのだ。
感想
実は子どもが犯人でした――というのは、グロとともにノルマのように来るエピソードなんだなぁ。それはいいが、どうもベガスは話のテンポに慣れるのに時間がかかる。このテンポと独特の空気感に馴染んでくると、「やっぱりベガスはいいなぁ~」という感触になるはずなので、もうちょっと頑張ろう。
サラがスイングシフトに移り、新人ロニー・レイクと組む。このロニーちゃん、可愛いんだけどちょっと……ウザ系? もうちょっと普通に会話させてもくれてもいいように思う。女性2人でいいコンビって、ベガスじゃあまり見ないよね。ニックとウォリックやニックとグレッグの女性版、みたいなチームがあってもいいと思う。キャサリンとジャッキーおばさんぐらいか?
それはそうと、ロニーがマイアミやNYのラボに行かなかった本当の理由は、きっとあれだ、銃撃戦が多くて怖いとか、鑑識チーフが科学捜査しないとか、チーフがラボを爆破しちゃったとか、かちんかちんに凍った●ンコが降ってくるとか……。
グリッソムは犯罪現場で蜂のコロニーを見つけて持ち帰っていたけれど、今回の事件とは別に関係なかったようだ。蜂群崩壊症候群の研究に使うつもりらしいが、それが犯罪捜査とどういう関わりが……? これは前年の殺人模型みたいに、次回以降に持ち越し?
— Yoko (yoko221b) 2009-10-12