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csi:s12:262_ms_willows_regrets

CSI - Season 12, Episode 11

#262 Ms Willows Regrets

  • 邦題:「キャサリンの運命」
  • 脚本:Christopher Barbour, Don McGill
  • 原案:Christopher Barbour
  • 監督:Louis Shaw Milto
  • 初回放映:2012-01-18

事件概要

マルコム・ターナー、ジュリー・ブランチ、アメリア・グロス

弁護士のマルコム・ターナー、助手のジュリー、受付のアメリアが事務所で射殺され、山中に遺棄される。ターナーはサム・ブローンの弁護士だった人物で、キャサリンは彼をローラ・ガブリエルに紹介していた。ローラは夫である民間軍事会社セレサスのCEO、マーク・ガブリエルに関して何か相談しようとしていたのだ。キャサリンはローラを心配するが、連絡が取れず行方もわからない。

遺体はハラジオカツオブシムシに食われてほぼ白骨状態だったため、死後1週間は経っているものと思われたが、被害者たちは半日前には生きていたことがわかる。ニックは現場で採取した虫で実験を行い、満腹中枢を麻痺させて生殖能力を奪うという遺伝子操作を施された虫であることをつきとめる。虫たちは通常の何倍ものスピードで遺体を食い尽くし、繁殖せず死滅するようにプログラムされていたのだ。

現場となった事務所は、一見何事もなかったように整然としていたが、詳しく調べてみると、激しい銃撃戦が行われ、夥しい血が流れた痕跡があった。犯人は襲撃の後、きれいに清掃し、銃弾の痕をふさいで立ち去ったのだ。防犯カメラで、宅配業者を装って侵入した実行犯と、その監督者らしい男性の姿が確認される。後に、「監督者」は元軍人のポール・オブレクトと判明する。

使用された銃の弾丸は、以前に軍から盗まれたFN-P90であると判明。ベガス署とFBIの協力ですべて回収できたと思われていたが、まだ未回収の銃があったのだ。彼らは再びFBIのプラットとマクウェイドとチームを組むことになる。

キャサリンの母リリーがラボに現れ「キャサリン宛てのカードが家に届いた」という。それはローラからのカードで、中には携帯電話のメモリカードが隠されていた。中身はローラとマークの休暇写真だが、中にローラの従姉妹であるヘレンの家が映り込んでいた。

ヘレンの家に向かうと、ヘレンと夫が射殺されており、ローラは床下から無事に発見され、保護される。ローラは「あのメモリカードには秘密のデータが隠されている」と言い、改めて調べ直してみると、画像ファイルの中に数値データが埋め込まれていることがわかる。それはセレサスの関連会社からスイスの銀行への送金記録で、マークのライバルが失踪した日や証人だったレニー・ウェッソンが死亡した日など、重要な事件が起きた日に大金が送金されていることがわかる。つまり、セレサス(またはマーク個人)が秘かに暗殺の報酬を支払ったものと思われた。

ローラは安全な場所に移されることになり、マクウェイドが護衛につくことになる。キャサリンはローラと護衛チームを見送るが、その後、FBIからの事件資料を見て驚愕する。ターナーの事務所を襲った容疑者のひとりが、護衛チームの女性メンバーだったのだ。キャサリンはプラットに連絡するが、その時、ローラとマクウェイドの乗った車は襲撃を受けて放火され、中には黒焦げになった遺体があった。

ラボへ戻ったラッセルは、キャサリンから辞職願のメールを受け取って驚く。急いでキャサリンの自宅へ向かうが、その頃キャサリンは何者かに銃撃を受けていた。キャサリンは果敢に応戦し、駆けつけたラッセルの車に乗って難を逃れるが、腹部に被弾していた。


感想

キャサリンさよならエピ、前編(2話前の「殺人兵器」から数えると中編になるかな)。

弁護士事務所でものすごい銃撃戦が起きたと思ったら、次の場面ではもう白骨化。いったい何日経ったの? と思ったら、たったの半日。遺伝子操作されてものすごい食欲で遺体を食べつくす虫、という最先端の生物兵器(?)だった。

最近すっかり「昆虫博士」になったニックが活躍していたが、最初の構想ではグリッソムを出す予定だったんじゃないか? と思うような道具立てだ。実際のところはわからないけど、結局グリッソムの名前は台詞で言及すらされなかった(寂しいな~)。

事務所で銃を撃ちまくり、その痕跡を残さずきれいに清掃し、割れたガラスや備品をすべて修復して元通りにして遺体を運び出す――こんなことができるのはプロだ! という結論になるのだが、本当に手際の良いプロならば、あんな派手なことをせずに被害者を拉致して殺害し、遺体も見つからないように始末できるんじゃないのか? という疑問も。

ともかく、犯人グループの狙いはどうやら、キャサリンの親友であるローラらしい。ローラの夫は民間軍事会社のCEOで、不正に関わっているらしいと疑われるが、FBIの護衛チームには暗殺団の一員の姿が(どうやって潜り込んだ?)……。

そしてキャサリンからラッセルに送られた辞職願。ラッセルがメールを見ている時、キャサリンはヴァルタンの車に乗っていたので、あれは偽物だよね。辞職願を送信し、キャサリンを殺害して、弁護士事務所の時と同じように現場を元通りにすれば、キャサリンが自分から身を隠したように見せることができる。でも送信のタイミングが早すぎて、ラッセルさんが現場に来てしまった。危うい所でキャサリンは現場を逃れるが、かなり危ない状況で後編に続く。

Yoko (yoko221b) 2015-02-10

csi/s12/262_ms_willows_regrets.txt · Last modified: 2024-02-20 by 127.0.0.1