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csi:s13:274_karma_to_burn

CSI - Season 13, Episode 1

#274 Karma to Burn

  • 邦題:「カルマの決着」
  • 脚本:Christopher Barbour, Don McGill
  • 原案:Christopher Barbour
  • 監督:Alec Smight
  • 初回放映:2012-09-26

事件概要

コンラッド・エクリー銃撃他

(シーズン12フィナーレ「カルマ」より続く)

バーでトイレに立ったフィンは、エクリーが銃撃したとメールで知らされ、ラッセルに連絡をするとこちらでも「孫娘のケイティが誘拐された」と知らされる。フィンは同席しているクレンショーを怪しみ、敢えて彼の誘いに乗り同行。クレンショーはフィンを連れ、いかにも治安の悪そうな歓楽街へと向かう。クレンショーは銃を取り出してフィンを脅し、ビルの一室へと連行。そこにはキンブルとケイティがいた。

サラがラッセルの自宅に到着し、鑑識作業を開始。何かの白い破片を採取し、さらに警察で支給される懐中電灯が落ちていることに気づき、誘拐犯がマッキーンの息のかかった現職警官であることを知る。

そこへモレノ刑事が現れる。モレノはフィンからメールを受け取り、携帯のGPS信号を追跡していたが、妨害装置で信号を見失ったという。すると、クレンショーから連絡が入り、ラッセルはフィンとケイティが一緒に捕らえられていることを知る。クレンショーとキンブルはラッセルに対し「ケイティを助けたければマッキーンと話せ」と要求する。

マッキーンは「ギルモアが麻薬の売り上げ200万ドルを盗んだ。それは俺が家族のために稼いだものだ。12時間以内にそれを取り返せ」と言う。しかしギルモアは現在行方がわからない。

辞職宣言した後、酔って警官といざこざを起こしていたニックも留置場から出されて捜査に参加。エクリーは弾丸が摘出されて命を取り留める。

ラッセル家で発見された白い破片は漆喰で、中には毛髪が何本も入っていたが、これは牛の毛。また、ケイティのベッドに置かれていた「KARMA」のメッセージは雑誌から文字を切り抜いて作成したもので、使われた用紙は現在はもう製造されていないことがわかる。ベガス市内でこの紙を使用していたのは、すでに廃業した印刷会社のみで、社屋は現在クラブになっているとわかる。

一方、ケイティとともに監禁されていたフィンは通風孔を見つけ、ケイティを外へ逃がす。そしてクレンショーを不意打ちで倒し、ケイティを追って保護しようとするが、ケイティとキンブルの姿は消えていた。フィンはケイティを見つけられないままクレンショーに追いつかれて殺されそうになるが、間一髪のところでモレノが現れてクレンショーを射殺。

クレンショーの車からは、ラッセル宅と同じ白い漆喰が発見される。さらに肺から発見されたカビの種類から、砂漠の中の牧場にいたものと考えられるが、該当する砂漠は広大で、時間内に探すことはできない。ニックはギルモアの通話記録を取得する令状がまだ有効であることに気づき、調べてみるとあちこちに電話していることがわかる。

ギルモアの現在の居場所がわかり、ラッセルはニックとともに向かい、200万ドルについて問い詰める。するとギルモアは「金はもう返した」と言うが、その直後何者かに狙撃されてしまう。マッキーンの狙いは金ではなくギルモアを始末することで、そのために居場所を知る必要があったのだ。

ラッセルは事件の資料すべてを調べ直し、ケイティはまだ生きていると確信する。彼らの目的を考えるなら、ラッセルにクレンショーがフィンを殺さなかったのは下心があったからだが、キンブルは3人の子の父親であり、末の子はケイティと同い年。人の子の親として殺せなかったのだろう。さらにラッセルは、漆喰に付着していた牛の毛が結合材として混ぜられたものだと気づく。牛の毛を混ぜるという技法が使われたのは第二次大戦より前の時代なので、該当する砂漠地帯で、そこまでさかのぼれる古い建造物を探せばよい。

家屋を絞り込んでみたが、マッキーンにつながる物件は見つからない。しかし、ギルモアの銃撃現場で発見された薬きょうから、元警官ウィトソンの存在が浮上。該当する家屋の中にも「ウィトソン」が所有するものがあった。ウィトソンはマッキーンと親しく、またエクリーが撃たれた頃その近くにいたことも、通話記録から確認される。

ラッセルらはウィトソンの家へ向かい、そこでウィトソンをはじめとする数名の警官の射殺体を発見。そして裏口から逃げようとしたキンブルを追い詰める。キンブルは自殺しようとするが警部が阻止。ラッセルは家具の裏に隠れていたケイティを無事に発見する。

キンブルは捜査に協力し、マッキーンの仲間だった汚職警官たちは一掃される。マッキーンはインディアナの連邦刑務所へ送られ、独房に入れられることになった。


感想

お久しぶりです。

前回感想を書いてからずいぶん時間があいてしまったなぁとは思っていたけど、日付を確認したらなんと5年以上経っていた!自分でもちょっとびっくりよ。

最初はすぐに次を見ようと思っていたのだけど、なぜかこのエピソードだけ録画に失敗してしまい……テレ東でもAXNでも、開始5分で録画が途切れたり録画自体できていなかったり、まるで呪われたみたいに失敗続き。その後ハードディスクの調子が悪くなって交換したりしていて、見られない間に他のことで多忙になったりして、何だか気持ちが離れてしまった。CSI自体が15シーズン(+TVムービー)で終了してしまったこともあって、何となくずるずるとここまで来てしまったのだ。だって急いで更新しなくても、もう未見のエピソードが増えることもないし、と思うとモチベーション下がるよね……。

まぁでも、中途半端に放置したままなのもよくないので、今回コンテンツの管理システムを変更したことでもあるし、そのついでというわけじゃないけど完成させようと思い立った!NYとのクロスオーバーをどうしようとも思っていたけど、タイミング合わせも面倒なので、この際別々に更新しよう(NYの方はすでに更新完了)。

というわけで、AXNの何度目かの一挙放送でようやく録画に成功し、5年前に中断されたエピソードの続きを見ることができた。

うーん、でも何というか「ベガスってこんな感じでしたっけね?」という違和感が少々(特にラッセル)。身内が被害者になった事件で堂々と捜査を指揮し、注意しようとしたサラを怒鳴りつけ、フィンの行動にまたブチ切れ……。あんな状態のラッセルに捜査させてはいけないと誰かが言わなくては。いや、それを言えるのはエクリーなのか……。ウォリックの時もグリッソムのチームが捜査をしたけど、あれはエクリーの許可を取っていたからな。

娘のマヤが何か言いかけていたけど、シアトル時代に何かあった様子。これが今後蒸し返されたりするのだろうか。

ケイティが無事救出されたのは良いけど、ちょっと都合よすぎでは? という気がした。それと家具の裏に隠れていたけど、あれ横からちょっと覗けば見えたんじゃないだろうか。またラッセルの妄想と現実が混在する場面構成も、効果としてはイマイチだったように感じた。これは私自身がD・B・ラッセルという人物にまだそれほど共感できていないせいかもしれないけど。

良かったのは、やはりマッキーンかなぁ。コナー・オファレル、こういう役をやらせると本当にうまい。つまり、見ていてすんごいムカつく。今度こそ手下もベガス署から一掃されてほしいわ。

今回は、内容としては「シーズン12フィナーレ後半」なので、実質次の回から新しいシーズンが始まることになる。そんなわけで、またよろしく!

Yoko (yoko221b) 2020-05-03

csi/s13/274_karma_to_burn.txt · Last modified: 2020-05-04 by Yoko