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csi_miami:s01:002_losing_face

CSI: Miami - Season 1, Episode 2

#2 Losing Face

  • 邦題:「戦慄の首輪爆弾」
  • 脚本:Gwendolyn Parker, Steven Maeda
  • 監督:Joe Chappelle
  • 初回放映:2002-09-30

Grief is grief; work is work. Don't confuse the two.

事件概要

首輪爆弾事件

輸入会社の社長モレノが、自宅で首に爆弾の首輪をつけられた。爆弾処理班にいた頃のホレイショの恩師アルが出動。だが爆弾を取り外す途中で爆弾が爆発、モレノとアルは死亡した。現場で回収した破片から再構成された爆弾は、プロの手で作られた精巧なものだった。爆弾に必要な部品は、電源、作動スイッチ、爆薬。アルはマニュアルどおりに電源を切ろうとしてドリルで穴を開け、そこから入った光で光電池が作動して爆発したのだ。

現場で見つかった繊維片は、高級なフレンチレース。また脅迫状に使われた紙はコロンビア製の特殊な紙で、モレノの会社が輸入していた。モレノは密輸対策本部に目をつけられていたという。フロリダとコロンビアに別々の妻がいたことも判明。ホレイショは、コロンビア妻の手から爆薬の反応がでたことから、彼女を犯人と思うが、メーガンは早急すぎるとたしなめる。染髪剤やマニキュアからも同じ成分が検出される。

同じ手口の首輪爆弾事件が起こり、ホレイショは現場へ向かう。今回は暗がりの中で作業するが、爆弾はダミーで中身は砂だった。本物の爆弾は、近くにいる少年の自転車に乗せられていた。ホレイショは爆弾を無事に処理し、犯人の狙いが爆弾処理班であることを知る。少年がいたのは、爆弾処理班が司令部を設置しそうな場所だったのだ。

少年から採取した毛髪はカツラの毛。カツラにはフレンチレースが使われる。部品は模造品で、殺虫剤が検出された。ホレイショは爆弾の組み立て方から犯人像をプロファイリング。自己顕示欲が強く、カツラをかぶり、殺虫剤のある所で模造部品を使う。殺虫剤と模造部品の共通点は?――どちらも税関を通る。税関職員のベレンジャーはかつて爆弾処理班にいたが、ミスをしてクビになり、アルを恨んでいた。ベレンジャーは首に爆弾を巻いてホレイショを待っていたが、ホレイショは一瞬の隙をついて爆弾をはずし、ベレンジャーを逮捕。


感想

ホレイショがCSIより前に爆弾処理班にいた、ということが明らかになるエピソード。恩師を失った感情に翻弄され、つい暴走しがちなホレイショ――このあたり、本家ベガスのグリッソム主任とは一味違うドラマになっているところが面白い。「マイアミ」はこういうドラマなんだな~というメッセージが伝わってきて、見る側にも安心感ができてくる。

で、暴走しそうになるホレイショをたしなめるメーガンが、しっかり者のお姉さんのようで頼もしい。メーガンは以前CSIのチーフで、夫が殉職したショックで半年間休職し、その間にホレイショがチーフになってしまった、という少々複雑な人間関係。だがそのぶん経験も豊かで、ホレイショも内心頼りにしているのかなという感じもする。

そして最後はホレイショが見事に決めてくれた。

Yoko (yoko221b) 2005-12-31

csi_miami/s01/002_losing_face.txt · Last modified: 2020-05-17 by 127.0.0.1