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CSI: Miami - Season 4, Episode 13
#85 Silencer
- 邦題:「コードネームの正体」
- 脚本:Sunil Nayar
- 監督:Ernest Dickerson
- 初回放映:2006-01-23
Well, office relationships usually end badly.
事件概要
ホセ・サンブラノおよびクレア・トリナー殺害事件
公園でコンサートの最中、踊っていた男女、ホセ・サンブラノとクレア・トリナーが射殺された。ホセの胸には新興マフィア「マラ・ノーチェ」の刺青があった。マラ・ノーチェの刺青はピッチフォーク(悪魔の持つ熊手のような物)の図案だが、ホセの胸には赤い三角形があった。それは、マラ・ノーチェの正式メンバーに昇格したことを意味している。
クレアの脚には白い粉が付着していた。それは鎮痛剤だったが、市販されている薬とはいずれも成分が異なっていた。それはクレアの勤務先、カンター製薬が開発中し、現在認可申請中のXoraxという薬であった。その薬品にさわれるのは開発部長のポール・バートン。バートンは恋人のためにクレアからダンスを習っており、練習中に薬品をつけてしまったのだろうと言う。デルコとウルフは社内のゴシップを書き連ねたブログを目にするが、そのブログでは暗号のようなニックネームが使われており、誰が書いているのかは明示されていなかった。
カリーは犯行に使用された銃弾を調べ、旋条痕からサイレンサーが使われたことを知る。2日前に発生した強盗事件でも、その同じサイレンサーが使用されていた。強盗事件の容疑者として逮捕された庭師マリオは、自分は無実でマラ・ノーチェから濡れ衣を着せられたと主張する。カリーはマリオの雇い主の家に武器が隠されているのではないかと疑い、住所のリストを入手するが、その中にクレアの住所があった。クレアの家では、夫のジムが隣人のシンディと浮気中。ホレイショは、ジムが武器の保管と引き換えにマラ・ノーチェにクレアの殺害を依頼したのではないかと疑う。
カンター社のブロガーは、秘書のサリー・ジェンセンだった。サリーは自分のPDAにバーチャルキーボードを接続して、気づかれずにブログを書いていたのだ。
ジム・トリナー家の捜索は徒労に終わるが、マリオはアリッサ・プリンスの家も担当していたことを明かす。武器はプリンス家で発見され、その武器からは針に使用する液体の融剤が検出される。それは刺青師ヘクターが使用する物だった。ホセはまだ正式なメンバーではなかったのに勝手に刺青を入れたので、ヘクターはホセを殺すよう組織に命じられた。同時に、ヘクターはクレアを殺してほしいという依頼も受けていた。その依頼主はバートンの恋人アリッサ・プリンスだった。アリッサはバートンがクレアにダンスを教わっていることを知り、浮気だと思い込んでクレア殺害を依頼したのだった。
感想
冒頭、マラ・ノーチェの刺青が登場したのでやっと再登場かと思ったが、ホレイショ対マフィアの対決再び……というほどでもなかった。例のグリーンライトはどうなっているのだろう。
今回面白かったのは、何と言ってもサリーが使っていたバーチャルキーボード(VKB)。この番組が放映される1年くらい前に商品化された物で、製造元のサイト(下記)では、このエピソードのVKB登場シーンの動画が公開されている1)。日本語の記事はこちら2)。発売当初の実売価格は29800円だったらしい。
バッグに入れて手軽に持ち運べるという点は便利だけど、使い勝手はどうだろう。テーブルを直接指で叩くので、ちょっと指先が痛そうな気もするが、そのへんは力の入れ方次第かな。
えーと……何だか後はどうでもいいような感じ。前回ホレイショはマリソルから「お礼に」とディナーに誘われていたけど、いつのまにか付き合うことになってるみたい。デルコはナタリアとデレデレ、ナタリアを誘おうと思っていたウルフは複雑な気持ちを抱えつつも、社内ブログで自分たちの描写を読んで笑ったり。君たちもっと真面目に仕事しなさいよ、殺人事件なのよ、と言いたくなってしまった。
— Yoko (yoko221b) 2007-03-14