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CSI: Miami - Season 5, Episode 17
#114 A Grizzly Murder
- 邦題:「マイウェイ」
- 脚本:Elizabeth Devine, Brian Davidson
- 監督:Eagle Egilsson
- 初回放映:2007-02-26
事件概要
デニス・ウェスト、テス・ゴーワン、ロッコ某
エヴァグレーズの狩猟ツアーに参加していたデニス、アンディ、ロブの3人がクマに襲われ、デニスが死亡する。3人のベストには、クマをおびき寄せる誘引剤のジェルが付着していた。そのジェルを使ったのはガイドのチャックだったが、彼は周囲の木に塗っただけで人には使っていないと主張する。
デルコとカリーは3人が泊まっているホテルの部屋に向かい、そこでタイルの下に血溜まりを発見する。部屋にはMP3プレイヤーが落ちており、持ち主はストリッパーのアンナ・シヴァーロとわかる。だが、それはアンナが仕事仲間のテスに貸したものだった。アンナはミュージシャン志望で、その日にレコーディングスタジオが空いたと聞いて、出張サービスをテス・ゴーワンという別のダンサーに代わってもらったのだという。テスは用心棒のロッコとともにホテルへ向かったまま連絡を絶っていた。
カリーはチャックの案内で誘引剤を使った場所へ向かい、テスの遺体を発見。3人はテスの遺体を遺棄し、その時に誘引剤を服につけてしまったのだ。ロブとアンディは「デニスがストリッパーを部屋に呼び、自分たちが出かけている間に彼女を殺してしまっていた」と認める。
だが、タイルの下の血はロッコのもの。また、心配してホテルに様子を見に行ったアンナは、男がロッコの遺体をラグに包んで運んでいたところを目撃していた。部屋にあったラグに付着していた虫から場所を絞り込んで調べてみると、ロッコの遺体は海岸のヤシの木の下に遺棄されていた。遺体に付着していたダウンジャケットの羽毛から、ロッコを刺殺したのはデニスであるとわかる。しかし、テスを殺害したのはDNAからアンディと判明。アンディはつい夢中になってテスに馬乗りになり、窒息死させてしまった。そして様子を見に部屋に入って来たロッコをデニスが殺害。2人の遺体を遺棄して隠蔽したが、デニスが「やはり警察に届ける」と言い出したため、ロブとアンディはハンティング中の事故に見せかけてデニスを殺そうと決めたが、知らずに誘引剤を付けたため、クマに襲われてしまったのだ。
一方、捜査中にアンナを訪ねたホレイショは、彼女が執行官のオーシェイの所へ出張サービスに行かされたことを知り、オーシェイのもとへ向かう。オーシェイは「プライベートなダンスを見せるだけ」だと主張するが、料金は1回で1万ドル。ホレイショはアンナを問いただし、買春であるという言質を取る。
感想
エヴァグレーズで人間を襲うのはワニだけかと思っていたらクマもか! TV.com のトリビアによるとフロリダ州にはFlorida Black Bearというクマが1500頭ほど生息しているらしい。知らなかった~。
今回の3人組、やることは凶悪だけど遺体の遺棄方法や部屋の清掃はいい加減というか行き当たりばったりな感じで、いかにも素人くさい。豪勢なホテルに泊まってストリッパーを派遣させる(料金が1万ドルですって?)なんて、どういう素性の人たちなのだろう。
そしてまたホレイショ好みの黒髪ラテン美女登場。今シーズンはテログループのソニヤともあやしげな雰囲気だったが、どうやらソニヤはもう出てこないみたい。代わりにアンナが新マリソルになるのか? キャラとしてはソニヤの方が面白そうだったが、アンナのように弱い立場にいる女性の方がホレイショの好みかも。白いジャケットを着た後姿はイェリーナっぽかったし。
そのアンナをめぐって執行官(Supervisor)のオーシェイと対立するが、この「執行官」というのはどういう役職なのだろう。アメリカの地方行政は州や市によって違うのでよくわからないのだが、企業でいうCEOとかCOOみたいなものだろうか(企業式に運営している自治体も少なくないらしいので)。
それはそうとエリックは、匂い探知機は忘れてもストリップクラブは覚えているのか……。