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csi_miami:s06:128_chain_reaction

CSI: Miami - Season 6, Episode 7

#128 Chain Reaction

  • 邦題:「父子の闘い」
  • 脚本:Brian Davidson, Corey Evett, Matt Partney
  • 監督:Scott Lautanen
  • 初回放映:2007-11-05

事件概要

アリーシャ・ライリー

ファッションショーに出場中のモデル、アリーシャ・ライリーがステージ上で死亡。演出で手錠をポールにかけた瞬間に、電気が走って感電死したのだ。ステージの照明を調べると、照明のスイッチとポールがワイヤーでつながれていたことがわかる。モデルにはそれぞれ専用のライトが割り当てられているので、アリーシャだけを狙って殺害することは可能だった。照明のそばには、別のモデルであるジュリアナの赤毛が落ちていたが、彼女は「照明係と“仲良く”していただけ」と主張する。

その後の調べで、アリーシャは拘置所に収容中のジョー・レブロックの妻であることがわかる。ジョーは以前、カイル(ホレイショの息子)の誘拐を企てた囚人である。ホレイショはジョーの関与を疑い、カイルの護衛役を頼んでいるオスカー・モナハンに注意を促す。

ホレイショはジョーの息子スコットが偽名で面会したことを知り、事情を聞こうとするが、「スコットは別件で捜査対象なので手を引くように」と、FBIから横槍が入る。ホレイショは、FBIにコネのあるナタリアを通じて、スコットの監視映像を入手。復職したばかりのライアン・ウルフは、拘置所の面会室の大量の指紋採取に続き、5週間分の映像を調べるという大仕事を与えられる。

凶器のワイヤーは、アリーシャの服に使用された物と同じプラチナ合金のワイヤーとわかる。そのファッションショーは「プラチナ」がテーマで、プラチナはすべての服に使用されていた。アリーシャのドレスを調べていたデルコは、繊維に液体ヘロインが染み込んでいることに気づく。デザイナーのハウアーは、ステージ衣装が税関で調べられないことを利用して、ヘロインを密輸していたのだ。

ショーに使用されたドレスはすべてワイヤーが揃っていたが、ジュリアナのドレスだけはプラチナではなくアルミ製。彼女が事前にすりかえ、プラチナのワイヤーを犯行に使っていたのだ。ジュリアナは、「ジョーの妻」であるアリーシャが優遇されていることが不満だった。そしてアリーシャが麻薬密輸の件を知って警察に行こうとしたことを知り、照明係から得た技術で「自分の方がジョーの妻にふわさしい」ということを示したのだった。

オスカー・モナハン

ホレイショは、ハウアーのヘロイン密輸の背後にはジョーがいるのではないかと疑い、公園に作業に出ているジョーに会いに行く。だがそこで突然爆発が起こり、囚人のオスカー・モナハンが死亡する。

爆破に使われたのは携帯電話からの信号であるとわかり、監房を捜索した結果、カイルの寝台から携帯電話が発見される。カイルは「知らない」と言ったが、その携帯からかけられた相手の番号はカイルの母親のものだった。

カイルはようやく、ジョーから携帯電話をもらったと認める。「和解のしるしだ」と言って電話を渡され、隠すように言われたのだという。その携帯電話からは指紋採取用のインクが検出され、起爆のダイヤルをしたのは入所して間もないコリーという囚人だとわかる。

しかし、ジョーは「カイルに携帯電話を売った」と証言しようとしていた。その証言が認められれば、検事は殺人罪でカイルを起訴することになる。ホレイショは、ジョーの息子スコットが小児性愛者であるという情報をつかんでジョーを恫喝し、証言を止めさせる。


感想

ファッションショーにテロリストが乱入! と思ったらショーの演出だったけど、その後に本物の殺人事件が発生。それが、ひょんなことからカイルに波及していき、ホレイショの公私混同ぶりも相変わらず。ファッションショーを隠れ蓑にして麻薬を運搬――というのは確かNYにも出てきたけど、今回は衣装に液体ヘロインというすごい方法。液体ヘロインって常温では気化しないものなの?

1話では、たしか母親とは音信不通で里子に出されたと言っていなかったっけ……でもカイルは携帯電話で連絡を取っている? それも16年前と同じ番号? ホレイショ、番号を覚えているのになぜかけないんだ。

証拠で真実を暴く――ではなく、証拠で証人を脅すホレイショ。警部補なのに検察側の証人を恫喝、しかも被告人は自分の息子。いろいろとあり得ない状況ではあるけど、とりあえずカイルが息子だと知らされたレベッカは、ちょっとぐらい驚くべきではないだろうか。元カノなんだしさ。

前回復職したウルフは新人扱いなのか、面会室で大量の指紋採取に続いて5週間ぶんのビデオテープの確認と次々に重労働を言い渡される。唐突にクビになり、特段ドラマもなく復職したのは、ウルフにこういう役割をやらせたかったからだろうか。ベガスのグレッグとか、NYのリンジーの役割ね。確かに、こういうシゴキが似合うのはウルフだけど、立場上はナタリアの先輩だったから、一度「立場を落としておく」必要があったのかも。でも、サマンサのことはちゃっかり誘っていたみたい。

それはそうと、最近デルコのシャツがすごいことになっていて、こちらも何だか目が離せない。


使用楽曲

  • “Shut Up and Drive” by Rihanna (冒頭のファッションショー)
  • “Idealistic” by Digitalism (ウルフの指紋採取場面)

Yoko (yoko221b) 2009-10-04

csi_miami/s06/128_chain_reaction.txt · Last modified: 2024-02-21 by 127.0.0.1